輝砂

2004年8月14日 ポエム
貴方の横顔が私の心に微かに浮かんだ……
淋しそうに、どこか物憂げに色味を湛えふぅっとロウソクの微火の様に消えた……
私のこの切なさも、苦しみも、悲しみも、
全て貴方に向いている……
悔しい程に私は貴方を深く心に刻んでいたんだ……
薄く淡く、紫の寂しさを交えた夕陽が浜辺を埋め尽くす砂に微かな光を与え、キラキラとその砂達に光のベールを纏わせ、輝砂となった彼らが私の心に染みていく……
何故だろう?胸が無性に痛むのは…
涙が自然に溢れるのは……
もう一度…もう一度でいいから
貴方に抱いて欲しいのは………

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