月姫パロ第三弾「恋愛シチュエーションゲーム」 弓塚編
2004年8月24日 日常志貴「さてと………。」
次の挑戦者だが、今アルクやシエル先輩を指名すれば過ちを犯しそうだから……そうだ、弓塚がイイな。同じクラスメイトであるにも関わらずあまり喋っていない様な気がするし、同級生の素顔を知るいい機会だ。そう勝手に解釈を入れて俺は弓塚を指名した。
志貴「それじゃ……弓塚、イイかな?」
弓塚「え!?わ、私?……ヤダ、どうしよ……もうドキドキしてきた。」
なんていうか。こう……弓塚は見た目で言えば可愛い。性格も俺が知る限りでは優しくて愛嬌があって、俺自身、身近にこんな子がいるのに会話をあまり交わしていないのが不思議なくらいだ。
琥珀「じゃあ、さっちんはどんなシチュエーション?」
志貴「さ、さっちん?」
琥珀「あら?弓塚 さつきだからさっちんですよ♪」
さも当たり前と言った風に琥珀さんが笑顔を向けた。ま、いいか……。
弓塚「えっと……遠野くんが眠くなって、私に膝枕をさせて……私が寝かしつけるっていう……。」
志貴「い!?膝枕??俺が、弓塚に膝枕をしてもらうの??」
弓塚「う、うん……迷惑……かな?」
弓塚の寂しそうな表情を見ると咽まで出掛かった「無理だよ」はスッと消えてしまった。そうだ。彼女だって死ぬほど恥ずかしいんじゃないか。それを俺が今更恥ずかしがってどうする!志貴!
俺は自分に意味不明な納得を促すと、イソイソとベンチに再び座った。
琥珀「それじゃ☆すたーと♪」
志貴「な、なぁ、今日は疲れたね。久々に休日に運動したもんだから、クタクタだよ。」
何とか自然体を取り繕うが、やっぱり胸のドキドキは全く治まらない。それどころか、これから弓塚の膝に頭を持っていくかと思うと、心臓は爆発しそうなくらい暴れ回っていた。
弓塚「そ、そうだね……あ、あのさ、遠野くんって……膝枕……好き?」
志貴「好きかって聞かれても……された事…な、ないしさ。」
俺も弓塚も傍から見て分かるほど動揺していた。俺も体が熱くなってるのが分かる。弓塚に視線を遣れば頬を上気させてモジモジしている。……ん?そう言えば……弓塚って制服じゃないか!スカートはお世辞にも長いとは言えない……つまり……生足が………。
弓塚「ね、ねえ……そんなに疲れたのなら……わ、私が膝枕してあげる……。」
志貴「!!!」
ドクンッ・ドクンッ……心臓の拍動が激しさを増した。くそ…生足の事さえ気付かなければもっと自然体だったろうに……少し自分の下心に毒づいて平静を取り戻そうとしたが、健闘虚しく余計に生足を意識させる結果となった。
志貴「じゃ、じゃあ……好意に甘えて……。」
弓塚「あ……。」
弓塚の露になっている柔らかい太ももに頭を乗せる……。甘い香りがふわっと鼻腔をくすぐった。弓塚の顔に視線をやれば、恥ずかしそうに、だがどこか恍惚な表情で俺に微笑みかけている。……可愛い。そんな事を思っていると、弓塚の手が俺の髪を触った。柔らかくて暖かい弓塚の体温を頭に感じながら俺は正直、理性を失っても構わない所まで本能が支配し始めていた。
志貴「弓塚って甘くてイイ香りがするんだな。でも、ホントに良いのか?……その、……スカートの中が見えちゃうんじゃないか?」
本能が命令するままに俺は少しイジワルな質問を弓塚に投げた。
弓塚「あ………い、いいよ……遠野くんになら……みせてもいいよ………。」
ゴク……思わず生唾を飲み込んでしまった。てことは……俺が望めば弓塚はスカートを捲ってくれるっていうのか?………。俺は完全に理性を失い掛けていた。
志貴「…………弓塚、俺の胸を触ってみて……。」
俺は突き動かされる黒い炎を掻き消すように弓塚の手を握り、胸に当てた。
弓塚「!……遠野くん……すごい……ドキドキが……すごいよ。」
フッと艶っぽく弓塚は笑うと突然に俺に覆いかぶさった。
志貴「−−−−−−−−っ!!」
唇と唇が触れ合った、いや、確実に重なった。鼻に甘い香りが、口には甘酸っぱい味が………。ヤバイ、今度こそ本当にヤバイ!!このまま弓塚を抱き寄せれば……駄目だ志貴!!皆見てる。必死に理性を保とうと皆の方に視線を遣ると、
琥珀「あぁ………すごい……。」
翡翠「大胆………。」
アルク「うわ〜志貴、理性保てるかな?」
シエル「まさかここまで彼女がレベルが高いとは…。」
レン「…………。」
秋葉「そんな……なんてイヤラシイ……。」
何だかんだ言ってるけど、一概にしてこの状況に興味津々である。秋葉なら怒って止めるかと思いきや、顔を上気させて見入っている……。誰か止めないとホントに………。
弓塚「遠野くん……んふぅ……ん…。」
弓塚は更に口を深く付けると、舌を入れてきた。
志貴「−−−!!」
思わず体が強張ってしまったが、舌の絡み合う心地良さに力が抜けていった。ほんとにヤバイ……もう、抱きたくて仕方ない。このまま見られてもイイ。最後まで………。そう思い黒い欲望に身を委ねようとしたその時、ある声に理性を取り戻した。
シオン「こんなところで、志貴は何をやっているんですか?」
志貴&弓塚「うわーーー!!」
そう、声の主はシオンだった。かなり焦ったけど、まぁ、助かった……。多分シオンが来てくれなかったら、俺は弓塚と結ばれてた……。そう思うとシオンが女神に見えて来た。思わずシオンの手を握ると俺は感謝していた。
志貴「シオン!よく来てくれた!!」
シオン「??…な、何の事を言ってるんですか?志貴…落ち着いてください。」
琥珀「ああ〜ん☆もう少しで志貴さんのとんでもない姿を拝見出来たのにぃ……。」
琥珀さんの心底残念そうな顔……あの人は最後までヤラせるつもりだったらしい……。
アルク「まぁまぁ……じゃこれでさっちんもお終いね♪」
弓塚「ハァハァ……緊張したぁ……でも、進展があって嬉しかったぁ……。」
ちょっと嬉しい言葉を弓塚の口から聞いた。が、それは直ぐに掻き消された。
琥珀「そうだ!シオンさん!ちょっとコッチへ……ゴニョゴニョ……。」
志貴「何か嫌な予感が……。」
シオン「えーーー!!?そんなハレンチな事を…ですか?……分かりました……志貴が懸かっているなら……。」
志貴「あの……琥珀さん?」
琥珀「それじゃ♪シオンさんも加えて、次の挑戦者をお願いします☆志貴さん!」
………二人目にしてかなり理性を失いかけてしまった。アルクやシエル先輩の闘志は更に燃えてる事だろうし……俺、本当に誰かと………そんな事を悶々と考えながらも俺は次の挑戦者を選ぶことにした………。
To be continue……
次の挑戦者だが、今アルクやシエル先輩を指名すれば過ちを犯しそうだから……そうだ、弓塚がイイな。同じクラスメイトであるにも関わらずあまり喋っていない様な気がするし、同級生の素顔を知るいい機会だ。そう勝手に解釈を入れて俺は弓塚を指名した。
志貴「それじゃ……弓塚、イイかな?」
弓塚「え!?わ、私?……ヤダ、どうしよ……もうドキドキしてきた。」
なんていうか。こう……弓塚は見た目で言えば可愛い。性格も俺が知る限りでは優しくて愛嬌があって、俺自身、身近にこんな子がいるのに会話をあまり交わしていないのが不思議なくらいだ。
琥珀「じゃあ、さっちんはどんなシチュエーション?」
志貴「さ、さっちん?」
琥珀「あら?弓塚 さつきだからさっちんですよ♪」
さも当たり前と言った風に琥珀さんが笑顔を向けた。ま、いいか……。
弓塚「えっと……遠野くんが眠くなって、私に膝枕をさせて……私が寝かしつけるっていう……。」
志貴「い!?膝枕??俺が、弓塚に膝枕をしてもらうの??」
弓塚「う、うん……迷惑……かな?」
弓塚の寂しそうな表情を見ると咽まで出掛かった「無理だよ」はスッと消えてしまった。そうだ。彼女だって死ぬほど恥ずかしいんじゃないか。それを俺が今更恥ずかしがってどうする!志貴!
俺は自分に意味不明な納得を促すと、イソイソとベンチに再び座った。
琥珀「それじゃ☆すたーと♪」
志貴「な、なぁ、今日は疲れたね。久々に休日に運動したもんだから、クタクタだよ。」
何とか自然体を取り繕うが、やっぱり胸のドキドキは全く治まらない。それどころか、これから弓塚の膝に頭を持っていくかと思うと、心臓は爆発しそうなくらい暴れ回っていた。
弓塚「そ、そうだね……あ、あのさ、遠野くんって……膝枕……好き?」
志貴「好きかって聞かれても……された事…な、ないしさ。」
俺も弓塚も傍から見て分かるほど動揺していた。俺も体が熱くなってるのが分かる。弓塚に視線を遣れば頬を上気させてモジモジしている。……ん?そう言えば……弓塚って制服じゃないか!スカートはお世辞にも長いとは言えない……つまり……生足が………。
弓塚「ね、ねえ……そんなに疲れたのなら……わ、私が膝枕してあげる……。」
志貴「!!!」
ドクンッ・ドクンッ……心臓の拍動が激しさを増した。くそ…生足の事さえ気付かなければもっと自然体だったろうに……少し自分の下心に毒づいて平静を取り戻そうとしたが、健闘虚しく余計に生足を意識させる結果となった。
志貴「じゃ、じゃあ……好意に甘えて……。」
弓塚「あ……。」
弓塚の露になっている柔らかい太ももに頭を乗せる……。甘い香りがふわっと鼻腔をくすぐった。弓塚の顔に視線をやれば、恥ずかしそうに、だがどこか恍惚な表情で俺に微笑みかけている。……可愛い。そんな事を思っていると、弓塚の手が俺の髪を触った。柔らかくて暖かい弓塚の体温を頭に感じながら俺は正直、理性を失っても構わない所まで本能が支配し始めていた。
志貴「弓塚って甘くてイイ香りがするんだな。でも、ホントに良いのか?……その、……スカートの中が見えちゃうんじゃないか?」
本能が命令するままに俺は少しイジワルな質問を弓塚に投げた。
弓塚「あ………い、いいよ……遠野くんになら……みせてもいいよ………。」
ゴク……思わず生唾を飲み込んでしまった。てことは……俺が望めば弓塚はスカートを捲ってくれるっていうのか?………。俺は完全に理性を失い掛けていた。
志貴「…………弓塚、俺の胸を触ってみて……。」
俺は突き動かされる黒い炎を掻き消すように弓塚の手を握り、胸に当てた。
弓塚「!……遠野くん……すごい……ドキドキが……すごいよ。」
フッと艶っぽく弓塚は笑うと突然に俺に覆いかぶさった。
志貴「−−−−−−−−っ!!」
唇と唇が触れ合った、いや、確実に重なった。鼻に甘い香りが、口には甘酸っぱい味が………。ヤバイ、今度こそ本当にヤバイ!!このまま弓塚を抱き寄せれば……駄目だ志貴!!皆見てる。必死に理性を保とうと皆の方に視線を遣ると、
琥珀「あぁ………すごい……。」
翡翠「大胆………。」
アルク「うわ〜志貴、理性保てるかな?」
シエル「まさかここまで彼女がレベルが高いとは…。」
レン「…………。」
秋葉「そんな……なんてイヤラシイ……。」
何だかんだ言ってるけど、一概にしてこの状況に興味津々である。秋葉なら怒って止めるかと思いきや、顔を上気させて見入っている……。誰か止めないとホントに………。
弓塚「遠野くん……んふぅ……ん…。」
弓塚は更に口を深く付けると、舌を入れてきた。
志貴「−−−!!」
思わず体が強張ってしまったが、舌の絡み合う心地良さに力が抜けていった。ほんとにヤバイ……もう、抱きたくて仕方ない。このまま見られてもイイ。最後まで………。そう思い黒い欲望に身を委ねようとしたその時、ある声に理性を取り戻した。
シオン「こんなところで、志貴は何をやっているんですか?」
志貴&弓塚「うわーーー!!」
そう、声の主はシオンだった。かなり焦ったけど、まぁ、助かった……。多分シオンが来てくれなかったら、俺は弓塚と結ばれてた……。そう思うとシオンが女神に見えて来た。思わずシオンの手を握ると俺は感謝していた。
志貴「シオン!よく来てくれた!!」
シオン「??…な、何の事を言ってるんですか?志貴…落ち着いてください。」
琥珀「ああ〜ん☆もう少しで志貴さんのとんでもない姿を拝見出来たのにぃ……。」
琥珀さんの心底残念そうな顔……あの人は最後までヤラせるつもりだったらしい……。
アルク「まぁまぁ……じゃこれでさっちんもお終いね♪」
弓塚「ハァハァ……緊張したぁ……でも、進展があって嬉しかったぁ……。」
ちょっと嬉しい言葉を弓塚の口から聞いた。が、それは直ぐに掻き消された。
琥珀「そうだ!シオンさん!ちょっとコッチへ……ゴニョゴニョ……。」
志貴「何か嫌な予感が……。」
シオン「えーーー!!?そんなハレンチな事を…ですか?……分かりました……志貴が懸かっているなら……。」
志貴「あの……琥珀さん?」
琥珀「それじゃ♪シオンさんも加えて、次の挑戦者をお願いします☆志貴さん!」
………二人目にしてかなり理性を失いかけてしまった。アルクやシエル先輩の闘志は更に燃えてる事だろうし……俺、本当に誰かと………そんな事を悶々と考えながらも俺は次の挑戦者を選ぶことにした………。
To be continue……
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