月姫パロ第五弾「恋愛シチュエーションゲーム」 シエル編
2004年8月26日 日常琥珀さんが屋敷から戻ってきた時には日は既に傾き始めてた。
このまま夜の帳が下りて来ても、まだチャレンジは続くんだろうか?夜にあんな事をされれば俺は、遠野志貴は………。
琥珀「大分、日が傾いて来ましたね。これからが本番ですね♪」
はぁ……やっぱり……。中止の二文字は全く無いようだな。
琥珀「それじゃあ、志貴さん、次の挑戦者を……。」
夜が深くなればなるほどアルクやシエル先輩は指名出来かねる。まずは二人を済ませておく必要があるな。
志貴「それじゃあ……シエル先輩で。」
シエル「あら、もう少し遅い時間帯だったら遠野くんと色々出来たのに……。」
先輩の顔に残念そうな色が浮かんだが、俺はその“色々”をさせない為に今を選んだんだ。
琥珀「それじゃ、シエルさんはどんなシチュエーションで?」
シエル「囚われた私が、遠野くんに救ってもらう、です。」
志貴「へ?」
何だ?もっと凄いシチュエーションかと思ったけど、意外にも恋愛に発展する王道を突いて来たなぁ。これなら理性の方は問題ないだろ……。
シエル「それじゃあ……えい!」
ビリビリビリっ!!……シエル先輩の服が見るも無残に裂けてしまっている。というより自分で裂いてる……。
志貴「ちょ、ちょっと先輩!何してるんだよ!?」
シエル「あら?だって私は無理矢理に捉えられた身ですよ?暴漢達に身包みを破られて両手を縛られているんです。」
いるんです。って言われても………先輩の胸元は大きくはだけて、スカートも太ももまで見えるほど短くなっている。琥珀さんに何やら耳打ちをすると、先輩は両腕を背中のほうにクロスした。呆気に取られて見ていると、琥珀さんがそのクロスした腕に手枷をはめた。先輩は手が使えない状態で、座り込んだ。
シエル「準備いいですよ。」
琥珀「よ〜い!スタート!」
シエル「ああ、誰か助けに来ないでしょうか……。」
何だか随分芝居染みてるなぁ……ま、この様子なら大事にはならないだろう……付き合ってやるとしよう。
志貴「今、助けに参りましたぞ!!シエル姫!!」
秋葉「全く……三文芝居もいいトコよ…。」
シエル「ああ!その声は志貴王子!!ここです!私はここです!」
俺はすぐ近くにいる先輩にゆっくりと手探りをする様な仕草で近づいた。ま、こんなもんで雰囲気は十分だろ……。
志貴「おお!シエル姫!どうなされました?その格好は……。」
シエル「暴漢共に襲われて…うぅ…身包みを……。」
志貴「皆までは言わなくともいいです……もう、心配要りません……。」
俺は牢屋の扉に掛かった鍵を剣で斬る真似をして、シエル先輩に近寄った。
シエル「ああ、王子……。」
不意に先輩の目に潤みが見えたかと思うと、先輩の顔は上気し、熱っぽく俺を見つめると、体を預けてきた。
志貴「ひ、姫…!!?」
シエル「何ででしょう?……王子の顔を見たら……あぁ…体が……熱くなって……。」
先輩の甘い声と香りがフワッと漂ってきて俺を刺激する。太ももを晒した足を俺の太ももに摺り寄せて、胸を俺のお腹に当てて、腕が使えない為か、モゾモゾと体を捩って俺に切なそうに視線を送ってくる………ヤバイ…どこが夜遅くないと出来ないだよ……。今の状態でも俺の理性は飛びそうなのに……。
シエル「王子……んむぅ……んふっ……んん。」
志貴「!!」
体をグッと起こした先輩の唇が俺の唇と重なった。しかも、先輩は舌を入れてくると、切なそうに甘く声を出した。ホントにどうなっても知らないぞ……。俺だって聖人君子じゃ無いんだ…。女性にこんな事されたら我慢も何も………。
シエル「ん……ぷはっ……ふぁ……。」
息が続かなかったのか、先輩は苦しそうに口付けを止めた。
志貴「ひ、姫……さ、早くここを出ましょう。」
俺は何とか理性を保とうと演技に集中した。が、シエル先輩の顔にはただ熱っぽさが見えるだけで、演技なんかとうに忘れてるみたいだ……。
シエル「ん〜……胸が切ないんです……王子……私の…胸を……。」
シエル先輩は艶っぽく笑うと、うろたえていた俺の手に胸を当ててきた。プニプニと柔らかい感触が俺の手に伝わってくる。………うわ〜柔らかくて気持ちが良いなぁ……ってイカンイカン!!半分消えかけた理性を必死に引っ張り戻すと、俺はある異変に気が付いた……ヤバイ……俺のジュニアが……。
シエル「!!……ああ……王子が私に反応してくれているんですね……嬉しい。」
嬉しいって先輩………。これはやばいぞ……これは幾らなんでも秋葉が見逃すハズ無いよな……。俺は期待を込めて秋葉を見ると、案の定髪の毛が紅く染まっている。……よし!…これなら秋葉が止めてくれる……。そう思ったのも束の間、秋葉の表情を見ると顔を上気させて、艶っぽく目の前に起こっている男女の危険な場面を見つめて固まっている。
秋葉「ああ………な、なんてことを……これが、兄さんを取り巻く女の実力なの……?」
何ワケの分からない事を言ってるんだよ?!兄さんが先輩と契りを結んでもいいのかぁ〜!!……なんて心の中で叫んでも無意味だよな。俺はもう半分諦めかけていた。と、その時、ジュニアに快感がザワッと走った。視線を落とすと、先輩がズボン越しに元気になっている俺のジュニアを擦っている………ああ……。
志貴「ちょっと、姫様!!止めてください!!」
シエル「いいじゃないですかぁ……王子と私は結ばれる運命なんですから………。」
そう言うとシエル先輩は俺のズボンのチャックに手を掛け、ジーーッとチャックを下げた。もういいや……このまま、先輩と……。諦めて身を委ねようとした瞬間、
ネロ「…………何を、しているのだ?」
志貴「うわぁーーーーーー!!!」
シエル「!!……ネロ・カオス??!!」
ネロが健康ランドから戻って来たらしい。思わず俺も先輩も体を起こして互いに距離を取った。助かったぁ……まさかコイツに借りを作るとは……いや、ここは素直に感謝すべきだ。
ネロ「お前達、まさかこの様な場所でまぐわ…ムグっ!!」
志貴「い、いやぁ…何の事かな?ハハ、ハハハハ。」
俺は咄嗟にネロの口を押さえて言葉を紡がせるのを止めた。みんなの前で“まぐわう”なんて言われたら、俺は恥ずかしさで死んじまいそうだったからだ。……どうやら先輩も落ち着いたようだ。これで、チャレンジ終了か……。
琥珀「はい!ここまで!シエルさんのチャレンジは終了です♪」
シエル「後一歩で、遠野くんと………。」
その言葉に思わず俺はドキっとしてしまった。確かにネロが来なけりゃ俺と先輩は今頃……ブンブンと頭を振って俺はあらぬ妄想を飛ばした。
ネロ「己!人間!何をするのだ?我を窒息で倒そうという気か?」
志貴「い、いやなんでもない……。」
ネロ「フン、それでは我は失礼するぞ……。何分、忙しい故な。」
志貴「今度は何だ?」
ネロ「この国の老人の集いし場所にて、我が従えし666の獣を拝見したいと申す者がおるんでな。」
志貴「老人ホームで動物ショーってことか。」
ネロ「貴様達の言葉ではそう言う事になる。」
ネロは手をヒラヒラと振りながら去っていった。はぁ、一難さってまた一難か……。シエル先輩は何とかなったが、後はどうなるんだ?ネロも流石にまた現れたりはしないだろうし……。
琥珀「それじゃ、また新たな挑戦者をどうぞ!」
志貴「………もう、いや。」
To be continue……
このまま夜の帳が下りて来ても、まだチャレンジは続くんだろうか?夜にあんな事をされれば俺は、遠野志貴は………。
琥珀「大分、日が傾いて来ましたね。これからが本番ですね♪」
はぁ……やっぱり……。中止の二文字は全く無いようだな。
琥珀「それじゃあ、志貴さん、次の挑戦者を……。」
夜が深くなればなるほどアルクやシエル先輩は指名出来かねる。まずは二人を済ませておく必要があるな。
志貴「それじゃあ……シエル先輩で。」
シエル「あら、もう少し遅い時間帯だったら遠野くんと色々出来たのに……。」
先輩の顔に残念そうな色が浮かんだが、俺はその“色々”をさせない為に今を選んだんだ。
琥珀「それじゃ、シエルさんはどんなシチュエーションで?」
シエル「囚われた私が、遠野くんに救ってもらう、です。」
志貴「へ?」
何だ?もっと凄いシチュエーションかと思ったけど、意外にも恋愛に発展する王道を突いて来たなぁ。これなら理性の方は問題ないだろ……。
シエル「それじゃあ……えい!」
ビリビリビリっ!!……シエル先輩の服が見るも無残に裂けてしまっている。というより自分で裂いてる……。
志貴「ちょ、ちょっと先輩!何してるんだよ!?」
シエル「あら?だって私は無理矢理に捉えられた身ですよ?暴漢達に身包みを破られて両手を縛られているんです。」
いるんです。って言われても………先輩の胸元は大きくはだけて、スカートも太ももまで見えるほど短くなっている。琥珀さんに何やら耳打ちをすると、先輩は両腕を背中のほうにクロスした。呆気に取られて見ていると、琥珀さんがそのクロスした腕に手枷をはめた。先輩は手が使えない状態で、座り込んだ。
シエル「準備いいですよ。」
琥珀「よ〜い!スタート!」
シエル「ああ、誰か助けに来ないでしょうか……。」
何だか随分芝居染みてるなぁ……ま、この様子なら大事にはならないだろう……付き合ってやるとしよう。
志貴「今、助けに参りましたぞ!!シエル姫!!」
秋葉「全く……三文芝居もいいトコよ…。」
シエル「ああ!その声は志貴王子!!ここです!私はここです!」
俺はすぐ近くにいる先輩にゆっくりと手探りをする様な仕草で近づいた。ま、こんなもんで雰囲気は十分だろ……。
志貴「おお!シエル姫!どうなされました?その格好は……。」
シエル「暴漢共に襲われて…うぅ…身包みを……。」
志貴「皆までは言わなくともいいです……もう、心配要りません……。」
俺は牢屋の扉に掛かった鍵を剣で斬る真似をして、シエル先輩に近寄った。
シエル「ああ、王子……。」
不意に先輩の目に潤みが見えたかと思うと、先輩の顔は上気し、熱っぽく俺を見つめると、体を預けてきた。
志貴「ひ、姫…!!?」
シエル「何ででしょう?……王子の顔を見たら……あぁ…体が……熱くなって……。」
先輩の甘い声と香りがフワッと漂ってきて俺を刺激する。太ももを晒した足を俺の太ももに摺り寄せて、胸を俺のお腹に当てて、腕が使えない為か、モゾモゾと体を捩って俺に切なそうに視線を送ってくる………ヤバイ…どこが夜遅くないと出来ないだよ……。今の状態でも俺の理性は飛びそうなのに……。
シエル「王子……んむぅ……んふっ……んん。」
志貴「!!」
体をグッと起こした先輩の唇が俺の唇と重なった。しかも、先輩は舌を入れてくると、切なそうに甘く声を出した。ホントにどうなっても知らないぞ……。俺だって聖人君子じゃ無いんだ…。女性にこんな事されたら我慢も何も………。
シエル「ん……ぷはっ……ふぁ……。」
息が続かなかったのか、先輩は苦しそうに口付けを止めた。
志貴「ひ、姫……さ、早くここを出ましょう。」
俺は何とか理性を保とうと演技に集中した。が、シエル先輩の顔にはただ熱っぽさが見えるだけで、演技なんかとうに忘れてるみたいだ……。
シエル「ん〜……胸が切ないんです……王子……私の…胸を……。」
シエル先輩は艶っぽく笑うと、うろたえていた俺の手に胸を当ててきた。プニプニと柔らかい感触が俺の手に伝わってくる。………うわ〜柔らかくて気持ちが良いなぁ……ってイカンイカン!!半分消えかけた理性を必死に引っ張り戻すと、俺はある異変に気が付いた……ヤバイ……俺のジュニアが……。
シエル「!!……ああ……王子が私に反応してくれているんですね……嬉しい。」
嬉しいって先輩………。これはやばいぞ……これは幾らなんでも秋葉が見逃すハズ無いよな……。俺は期待を込めて秋葉を見ると、案の定髪の毛が紅く染まっている。……よし!…これなら秋葉が止めてくれる……。そう思ったのも束の間、秋葉の表情を見ると顔を上気させて、艶っぽく目の前に起こっている男女の危険な場面を見つめて固まっている。
秋葉「ああ………な、なんてことを……これが、兄さんを取り巻く女の実力なの……?」
何ワケの分からない事を言ってるんだよ?!兄さんが先輩と契りを結んでもいいのかぁ〜!!……なんて心の中で叫んでも無意味だよな。俺はもう半分諦めかけていた。と、その時、ジュニアに快感がザワッと走った。視線を落とすと、先輩がズボン越しに元気になっている俺のジュニアを擦っている………ああ……。
志貴「ちょっと、姫様!!止めてください!!」
シエル「いいじゃないですかぁ……王子と私は結ばれる運命なんですから………。」
そう言うとシエル先輩は俺のズボンのチャックに手を掛け、ジーーッとチャックを下げた。もういいや……このまま、先輩と……。諦めて身を委ねようとした瞬間、
ネロ「…………何を、しているのだ?」
志貴「うわぁーーーーーー!!!」
シエル「!!……ネロ・カオス??!!」
ネロが健康ランドから戻って来たらしい。思わず俺も先輩も体を起こして互いに距離を取った。助かったぁ……まさかコイツに借りを作るとは……いや、ここは素直に感謝すべきだ。
ネロ「お前達、まさかこの様な場所でまぐわ…ムグっ!!」
志貴「い、いやぁ…何の事かな?ハハ、ハハハハ。」
俺は咄嗟にネロの口を押さえて言葉を紡がせるのを止めた。みんなの前で“まぐわう”なんて言われたら、俺は恥ずかしさで死んじまいそうだったからだ。……どうやら先輩も落ち着いたようだ。これで、チャレンジ終了か……。
琥珀「はい!ここまで!シエルさんのチャレンジは終了です♪」
シエル「後一歩で、遠野くんと………。」
その言葉に思わず俺はドキっとしてしまった。確かにネロが来なけりゃ俺と先輩は今頃……ブンブンと頭を振って俺はあらぬ妄想を飛ばした。
ネロ「己!人間!何をするのだ?我を窒息で倒そうという気か?」
志貴「い、いやなんでもない……。」
ネロ「フン、それでは我は失礼するぞ……。何分、忙しい故な。」
志貴「今度は何だ?」
ネロ「この国の老人の集いし場所にて、我が従えし666の獣を拝見したいと申す者がおるんでな。」
志貴「老人ホームで動物ショーってことか。」
ネロ「貴様達の言葉ではそう言う事になる。」
ネロは手をヒラヒラと振りながら去っていった。はぁ、一難さってまた一難か……。シエル先輩は何とかなったが、後はどうなるんだ?ネロも流石にまた現れたりはしないだろうし……。
琥珀「それじゃ、また新たな挑戦者をどうぞ!」
志貴「………もう、いや。」
To be continue……
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