ザイバック「ようし!今日は、返し斬りの練習だ。」

ケイナス「それは名案ですな。」

ケイス「ん?どうしてだい?」

ザイバック「あん?ケイス、お前はまだ訓練初めて間もないから分かんねえんだよ。」

ケイナス「拙者がお教え致しましょう。まず、返し斬りは刀を上段に構え、さっと振り下ろし、またさっと斬り上げる。どうです?簡単でしょう?」

ケイス「こ、こうかい?」

ザイバック「随分とぎこちないけど、まぁそんなもんだな。後はもっと剣筋をビシッと垂直にして、左右へのブレを無くす。そして何と言っても素早く出来るようにならなきゃな。」

ケイス「ハハ、頑張るよ。」

ケイナス「それでは、実践と参りましょうか。」

ザイバック「そうだな。習うより慣れろってな♪」

ケイス「も、もうかい?それに実践ってどうやって?」

ケイナス「そうですなぁ……お!あれに見えるはエレンブラ殿。丁度良い。今回は彼女にしましょう。」

ザイバック「お♪イイねぇ。それじゃケイス、エレンブラに実践するぞ!」

ケイス「え?!な、何を言ってるんだ?!彼女にそんな事出来るわけ……。」

ザイバック「いいからいいから、ホラ、ゆっくり後ろから近づけよ。」

ケイス「…………。」

ケイナス「そこです!ストップ!」

ケイス「え?だってまだ距離が……。」

ザイバック「いいから、今だ!!」

ケイス「くうっ!ええい!!」

ブワッ!!…

ザイバック「ほう♪今日は黒のスケスケショーツか♪」

ケイナス「いや、中々目の保養になりますな。」

エレンブラ「なに?どうしたの?ケイス……もしかして、ボクのパンツが気になったの?………んもう♪エッチなんだから!」

ケイス「………君たち……。」

友に殺意を抱いたのはその時が最初で最後だった。


END

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