ここは、とある田舎村……。旅の途中に立ち寄った三蔵一行は、ここで一晩の宿をとることにした……。

三蔵「ここか……その宿ってのは。」

悟空「うへ〜、何だよ!ボロっちぃじゃんか……。」

悟浄「ボヤくなサル……。」

八戒「たった一晩ですから……。」

三蔵「そうだな……野宿よりはマシだな。」

悟浄「そ!そういうこと!!」

悟空「そういうもんかぁ〜?ま、飯が食えりゃ何でもいいけど。」

八戒「ハハハ、悟空らしいですね。さて、では入りましょうか。」

宿主「いらっしゃいませ……。」

三蔵「一晩の宿を取りたい……。」

宿主「こ、これは三蔵法師さま!!どうぞどうぞ!」

悟浄「ひゅ〜……やっぱ三蔵はエライねぇ……。」

三蔵「うるせえ……殺されてえか……。」

悟浄「そいつぁ勘弁!」

悟空「ねぇねぇ!飯はまだ?」

三蔵「テメェもだバカザル!!飯飯とバカの一つ覚えみたいに連呼すんじゃねえ!!」

悟空「ぶ〜!バカバカって言うなよ〜!!」

八戒「まぁまぁ……おや?三蔵……そう言えば昇霊銃が見当たらない様ですが……。」

三蔵「ん?……ああ、それなら心配は要らん……白龍の座席に置いてきた……。」

悟浄「おいおい、取って来た方がイインじゃねえのか?もし妖怪に奪われちまったらどうすんだよ?!」

三蔵「それもそうか……おい!悟空、取って来い。」

悟空「オッケー!!」

………5分後………。

悟空「あったぜーー!!」

三蔵「遅いな……つまみ食いしてたんじゃねえだろうな?」

悟空「んな事するかよ!!ホラ。」

三蔵「どれ……ん?何だコリャ?」

悟空「何だって……養命酒……。」

三蔵「テメェ!!殺されてぇのかっ!!昇霊銃をどうやったら養命酒と聞き間違えられる?!ああ?!脳みそが無いにも程があるだろうが!!」

悟浄「ヘヘヘヘ…やっぱ所詮は猿知恵だぜ♪俺に任せな!」

………3分後……。

女「ねぇ〜……悟浄って激しいの?」

悟浄「おう、そりゃもう!明日の朝は足腰ガクガクになっちゃうぜ♪」

三蔵「………おい………そこのエロガッパ……俺の昇霊銃はどうした………?」

悟浄「お!生臭坊主!昇霊銃なら俺にもお前にも下半身についてんだろ♪なんつってな♪」

女「もう、エッチなんだから〜!」

三蔵「……………殺すぞこのエロガッパがーーー!!!!出会いがしらの女を連れ込んで挙句の果てには俺の昇霊銃を侮辱するだと?!………他の妖怪同様屠り去ってやろうか!!ああ?!」

八戒「アハハハ……賑やかですねぇ……分かりました。僕が取って来ましょう。」

………10分後………。

悟空「遅いなぁ……。」

悟浄「あの野郎……どっかでのんびり昼寝でもしてんじゃねえの?」

三蔵「貴様等じゃあるまいし……。」

八戒「お待たせしてすいませんでした!」

三蔵「遅かったな……で、昇霊銃は……?」

八戒「それがですね、宿を出たらスーパーの特売をやっていたものですからつい買い溜めをしてしまいました。」

三蔵「………で?」

八戒「で……って、それだけです♪」

悟空「お!食いモン買って来てる!!」

悟浄「おうおう、煙草もあんじゃねえのよ♪」

八戒「安かったですからね♪」

三蔵「……………。」

悟空「何やってんだよ三蔵!コッチ来て見ろって!珍しいモンがあるぞ!」

悟浄「お♪可愛い子発見!!」

八戒「色欲旺盛ですね〜悟浄は♪」

三蔵「全員………殺す!!!!!!!」

END

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