可能性

2005年1月21日 ポエム
人間には、それぞれ無限の可能性がある……。
未来を自分の理想に、夢に描いた様に変える力を誰しもが持っている。

だが、その可能性が開花するには試練を越える必要がある…。
それは他人が強いる物であり、一方的な物……。

他人の価値観で左右されるという過酷な試練……。
でも、それに怯え竦む事は無い。その試練に打ち勝てば、描いた未来は自ずとやって来るのだから……。

人は、そんな未来を“夢”と呼び、憧れと羨望を抱く。
大抵の人間は、夢は夢として、現実を堅実に生きる事を先行させる…夢を趣味と置き換え、夢を現実から隔ててしまう……。

だが、私は思う……夢は、描いたその日から既にそれぞれの現実になっているんじゃないかと…。「こうありたい」と願うのはあくまで個人的な尺度での夢…。でも、本当の夢は思い描いたその日からが始まりなんじゃないだろうか…。

人によっては“才能”に苦悩する人もいるだろう。「自分には才が無い」と夢に半ば諦めを見出してしまう。だが私は思う…。
才能は万人に平等に備わっていると……。人間は、脳のほんの僅かな機能だけを使って生きているのであって、その大部分は眠ったまま……。その眠った部分のほんの数パーセントでも覚醒している事が、才能なんじゃないかと…。天才などと言われる人は、
脳が常人よりも覚醒しているからではないだろうか……。

先ずは信じる事……自分はきっと才能が開花するんだと信じ続ける事が何よりも大事ではないだろうか……。そこに弛まぬ努力が伴って、初めて“成功”という形が見えるんだと思う…。

世の中は甘くないと愚痴をこぼす暇があるなら、先ず、とことんまで努力をしてみるべきだ。そして、自分を信じてやるべきだ。

確かに自分を信じ続けると言う事はそんなに簡単な事じゃない。
「自分はこれでいいのか?」とつい思ってしまう事もある…。
でも、そこからまた前に進めるかどうかが大切だ。そのままヤル気を失くし、安易な道に進めばそこまで。辛い時こそ、己を奮い立たせて先を見据える事が大事だ……。

私は、イラストを描いている…。そう、それこそが夢だから。
スランプだって訪れる。自分の絵に納得がいかず、試行錯誤しても解決できない事だってある。でも、決して後ろだけは見なかった。「このスランプは、自分が前よりも進歩したから、今の絵に納得がいかないんだ。頭では上達しても、己の技量が伴って無いから、形に出来ないのだ。」と、スランプは上達の表れだと思ってこれまでも幾度と無いスランプに対峙し、乗り越えてきた。

実際、スランプ後の自分の絵は他人の評価も以前より得たし、自分でも頭に思い描いたものが形に出来た……。たしかにスランプの間はキツイし辛いし、苛立ちもある。絵なんか止めてやろうかとさえ思う事だってある……でも、どこかで自分を信じていたから、夢に近づきたいと願う心があったから乗り越えられたのだろうと思う…。

僻む前にやれる事は幾らでもある。夢を抱き、自分をひたすらに信じて、努力を惜しみさえしなければ良い……。安易な逃げ道を探せば幾らでもある。でも、立ち止まって思い返すんだ。このまま“夢”からも逃げるのか…と。

人生は一度きりだ。過ぎた時間は戻っては来ない。ならば、せめて自分の理想に描いた未来を手にする権利は誰にだってある。
ただ、それを使えていないだけなんだ。使いたくても、その前に立ちふさがる壁に、試練に打ち砕かれる……。でも、壁は削り続ければいつかは穴が開くし、試練は挑み続ければいつかは突破出来る…。

勇気を出すんだ。前に進み続けるのは怖い事…だが、勇気を持って進めば苦悩なんかじゃない。立ちふさがる一枚一枚の壁が、自分を人間的にも、そしてドリーマーとしても成長させてくれると信じて、行けば良い。

そしたら、きっと大きな、眩し過ぎるくらいのヒカリを見つけられるから……。

END

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