ハンティング日記〜毒怪鳥討伐〜
2006年3月10日コメント (1)友人との共同戦線を終え、再び単身での狩りとなった。
『アサシンカリンガ』は使い勝手も良く、何よりも手軽に作れた武器の割には『切れ味』が鋭いのが素晴らしい。
この武器のお陰で『イャン・クック』討伐も成し遂げる事が出来た。正に私のハンターとしての活動に一役も二役も買っていると言えるだろう。しかし、やはり片手剣であるが故の攻撃力の非力さは否めない。。。素早く立ち回ることで『大剣』との攻撃力の差を補ってはいるが、攻撃力はなるべく高いに越した事は無い。
そこで私は武器を強化するべく地味な素材集めに奔走した。私が作ろうとしている武器は『ポイズンタバール』と呼ばれる毒を孕んだ片手剣だ。切り口から毒を染みこませ、モンスター達の命を脅かす武器で、飛龍戦の様に持久戦になる戦いでは重宝出来る。
ポイズンタバールを精製する上で、私は強敵達と渡り合わなくてはならない事を身をもって知った。『ゴム質の皮』『毒袋』が主な素材だが、それらを手に入れるには『ゲリョス』と言う飛龍と『ドスイーオス』と言うイーオスの親玉を倒し、素材を剥ぎ取るしか無い。意を決した私は出来うる限りの準備を整え、先ずは
『毒怪鳥:ゲリョス』討伐のクエストを村長から請け負った。
向かった先は薄暗くジメジメした沼地。。。
確かにゲリョスの好みそうな地域ではある。
支給品を一通り取り出すと、私は沼地の奥へと足を踏み入れた。
辺りを見渡すとそこには1つの巨影がゆらりと動いていた。
正にそれこそが『ゲリョス』であった。歪な嘴から聞こえる戦慄(わなな)きに竦みそうになる足を奮い立たせ、私はゲリョスと対峙した。私に気付いたゲリョスは突然に突進をしてきた。
瞬時に横に飛び退くと、私は回りこみながら横から切りつけた。
思った程の硬さは無く、イャン・クックと大差ない。攻撃力も受けてみたがやはり大した事は無い。
「この程度か」
そう高を括った私に、ゲリョスはその真価を発揮した。。。
何やら頭の鶏冠がカチカチと音を鳴らしている。訝しく思いながら遠方から様子を窺っていると、突然に周囲が眩いばかりに発光した。私はその強烈な閃光に視界を数瞬奪われ、ゲリョスの突進を避けきれず吹き飛ばされてしまった。
奴の頭には発光機関があるらしい。再びカチカチと不気味に音を鳴らすゲリョス。私は苦肉の策から楯を構えた。閃光が走る。
しかし、私は視界を奪われずにいた。楯が視界を塞ぎ、それが閃光を視野に入れずに済んだらしい。これで閃光への対処法は見付かった。私は再びゲリョスに切りかかっていった。
何とか押し合いへし合いの末に少しずつダメージを与えていっていたが、突然にゲリョスの様子が一変する。目の周囲が発光を始め、鶏冠もピカピカと光を放っている。。。
そう。ゲリョスの怒りに触れたのだ。ゲリョスは怒りに任せてむちゃくちゃな攻撃を間髪いれずに行っている。私はそれを交していくだけで精一杯で、反撃どころではなかった。
暫く怒りを放出させたゲリョスの動きがすうっと収まる。どうやら怒りが収まったらしい。私は遠方からここぞとばかりに
『落とし穴』を仕掛けてゲリョスを誘った。案の定ゲリョスはこちらに突進を仕掛けてきた。
落とし穴まであと少し。。。ゲリョスは大口を開けてこちらを吹き飛ばそうと猛進している。
そしてゲリョスは落とし穴にはまった。身動きがとれずにジタバタともがくただの標的に私は怒涛の攻撃を加えた。
遂にその時は訪れた。。。
ゲリョスは最後の咆吼をあげると、その場に倒れこみ息絶えた。
長かった戦いに終止符が打たれたのだ。
私はゲリョスから素材を一通り剥ぎ取ると、沼地を後にした。
〜続く。
『アサシンカリンガ』は使い勝手も良く、何よりも手軽に作れた武器の割には『切れ味』が鋭いのが素晴らしい。
この武器のお陰で『イャン・クック』討伐も成し遂げる事が出来た。正に私のハンターとしての活動に一役も二役も買っていると言えるだろう。しかし、やはり片手剣であるが故の攻撃力の非力さは否めない。。。素早く立ち回ることで『大剣』との攻撃力の差を補ってはいるが、攻撃力はなるべく高いに越した事は無い。
そこで私は武器を強化するべく地味な素材集めに奔走した。私が作ろうとしている武器は『ポイズンタバール』と呼ばれる毒を孕んだ片手剣だ。切り口から毒を染みこませ、モンスター達の命を脅かす武器で、飛龍戦の様に持久戦になる戦いでは重宝出来る。
ポイズンタバールを精製する上で、私は強敵達と渡り合わなくてはならない事を身をもって知った。『ゴム質の皮』『毒袋』が主な素材だが、それらを手に入れるには『ゲリョス』と言う飛龍と『ドスイーオス』と言うイーオスの親玉を倒し、素材を剥ぎ取るしか無い。意を決した私は出来うる限りの準備を整え、先ずは
『毒怪鳥:ゲリョス』討伐のクエストを村長から請け負った。
向かった先は薄暗くジメジメした沼地。。。
確かにゲリョスの好みそうな地域ではある。
支給品を一通り取り出すと、私は沼地の奥へと足を踏み入れた。
辺りを見渡すとそこには1つの巨影がゆらりと動いていた。
正にそれこそが『ゲリョス』であった。歪な嘴から聞こえる戦慄(わなな)きに竦みそうになる足を奮い立たせ、私はゲリョスと対峙した。私に気付いたゲリョスは突然に突進をしてきた。
瞬時に横に飛び退くと、私は回りこみながら横から切りつけた。
思った程の硬さは無く、イャン・クックと大差ない。攻撃力も受けてみたがやはり大した事は無い。
「この程度か」
そう高を括った私に、ゲリョスはその真価を発揮した。。。
何やら頭の鶏冠がカチカチと音を鳴らしている。訝しく思いながら遠方から様子を窺っていると、突然に周囲が眩いばかりに発光した。私はその強烈な閃光に視界を数瞬奪われ、ゲリョスの突進を避けきれず吹き飛ばされてしまった。
奴の頭には発光機関があるらしい。再びカチカチと不気味に音を鳴らすゲリョス。私は苦肉の策から楯を構えた。閃光が走る。
しかし、私は視界を奪われずにいた。楯が視界を塞ぎ、それが閃光を視野に入れずに済んだらしい。これで閃光への対処法は見付かった。私は再びゲリョスに切りかかっていった。
何とか押し合いへし合いの末に少しずつダメージを与えていっていたが、突然にゲリョスの様子が一変する。目の周囲が発光を始め、鶏冠もピカピカと光を放っている。。。
そう。ゲリョスの怒りに触れたのだ。ゲリョスは怒りに任せてむちゃくちゃな攻撃を間髪いれずに行っている。私はそれを交していくだけで精一杯で、反撃どころではなかった。
暫く怒りを放出させたゲリョスの動きがすうっと収まる。どうやら怒りが収まったらしい。私は遠方からここぞとばかりに
『落とし穴』を仕掛けてゲリョスを誘った。案の定ゲリョスはこちらに突進を仕掛けてきた。
落とし穴まであと少し。。。ゲリョスは大口を開けてこちらを吹き飛ばそうと猛進している。
そしてゲリョスは落とし穴にはまった。身動きがとれずにジタバタともがくただの標的に私は怒涛の攻撃を加えた。
遂にその時は訪れた。。。
ゲリョスは最後の咆吼をあげると、その場に倒れこみ息絶えた。
長かった戦いに終止符が打たれたのだ。
私はゲリョスから素材を一通り剥ぎ取ると、沼地を後にした。
〜続く。
コメント
でもそれをしないで、自分の好きな武器で倒すのが、ハンター魂d(-- )