「狼狽」〜第九章〜初対面【ケイナス】
2004年8月26日 連載足取りも軽くリビングに向かう私の耳に、何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「ハハ、もう盛り上がってるみたいだな。」
私は自分でも気付かぬうちに早足になっていた。逸る鼓動を抑えて平静な顔をして扉をゆっくりと開いた。……あれ?
「お!遅かったじゃねえか!料理は粗方並べたぜ!」
「うんうん♪流石ボクの旦那さんだ!カッコいいよ♪」
「ケイス、早く、お料理冷めちゃうよ。」
ザイバックにエレンブラ……そしてシャル……。うん、確かに居るな……というか、もう一人程増えているのは気のせいだろうか?……私は暫し呆然と立ち尽くすと、目を凝らしてもう一度リビングに居る人間の数を数えた。
「ん?どうした?ケイス……。」
ザイバック……。
「ほら!早くボクの横に来てよ!」
エレンブラ……。
「乾杯、しようよ。」
シャル……。
「ほほう…これはまた何とも豪勢な……。」
…………誰?
「うわーーー!!」
「ど、どうした?ケイス!」
「いや、ザイバック、そこの人は誰だ!?何でみんな平然としてるんだ?!」
「あ、ああ…そういや紹介してねえな。」
「これは、お初にお目に掛かります。拙者、【ケイナス】と申す者、剣士の端くれでございます。」
……ケイナス?……知り合いでは無いな…。私は未だ混乱している頭を抱えてソファに腰掛けた。すると、ケイナスは私を見て、感心した様に頷いた。
「うむ、やはりこの方、類稀なる素質をお持ちだ。」
ん?何の素質だろうか?私に見出される素質……掃除、洗濯、料理かな?……と、まだケイナスがここに居る理由が明らかになっていないじゃないか。
「あの……ケイナスさん?何故、私の屋敷に?」
なるべく丁寧な口調で尋ねると、何故かエレンブラが私に近付いて来た。
「それはね、ボクとシャルさんで買い物をしてたら、道端に倒れてたんだ。だから慌てて駆け寄ったらお腹が空いてたみたいで、ご飯を奢ったら、着いて来ちゃった♪」
着いて来ちゃったって……。はぁ……どうして私の周りにはこう、不自然な出会いが多いんだろう……。
「いや、恥ずかしい限り。エレンブラ殿、シャル殿、拙者、義によってこの恩は返しますぞ。」
「そんな、ボク達が勝手にやった事だから気にしなくていいって。」
「そ、そうですよ。私達は気にしてませんから。」
「そう言って頂けるとありがたい!」
「あの、ケイナスさん。見た所、この辺りでは見ない格好ですね。失礼ですがご出身は?」
ケイナスは私の質問に多少困惑の表情を浮かべた。聞いてはいけなかったかな?……。
「拙者、王都より4000km離れた大辺境【トウコク】から参りました。それが、何か?」
よ、4000km??!私の居るカルナムールから更に2000kmも離れた所から来たのか……。
「ふぅん…トウコクかぁ……ってことはケイナス、お前は“刀”が扱えるな?」
ザイバックが何やらニヤついて聞くと、ケイナスはニコッと微笑を返して応えた。
「ええ!拙者は幼少より“刀”ばかりを訓練していた故に、今では体の一部のようなものです。」
「刀??」
「何だ?ケイス、知らねえのか……。」
ザイバックの説明によれば、【刀】、それは剣の種類の一つで、切れ味は全ての剣の上をいくらしい。何でも銃弾や鉄の甲冑をも寸断するというのだ。武人ならば誰もが憧れる代物だが、扱うにはかなりの訓練が必要で、また値段もかなり張るという……。
刀は主に【トウコク】で鋳造され、またトウコクには【ガンテス】という伝説の刀鍛冶が居るらしく、【ガンテス】の打つ刀は城が丸ごと買えるほどの値打ちがあるというのだ。私は新しい知識が増えているのを楽しく思いながら話に聞き入っていた。武人では無い事もあって、武器や戦に関する知識を生憎持ち合わせていない。自分でも無意識のうちに顔が綻んでいた。と、そんな私の顔に気付いたのか。ケイナスが話を掛けてきた。
「どうですかな?刀に随分と興味がお有りのようですが。」
「え?あ、ああ…はい。私は見ての通り、武人とはかけ離れているので、武器の知識は持ち合わせていないんですよ。ですから、聞いていて知識として蓄えられると思うと、楽しいです。」
「そうですか。それは良かった。……しかし、ケイス殿、貴公をお見受けする限りでは、刀を扱う素質があるように思いますな。」
「え?私がですか?ハハハハ、ご冗談を。普通の剣すら扱えぬ私が、扱うまでに何年も掛かる刀を扱うなど……それに、私は体を鍛えてはおりませんし……。」
「いや、そんな事無いぜ。ケイス……刀ってのはそうだな……言い換えれば、馬だ。」
「う、馬?」
何を言い出すんだ?まだ酒も酌み交わしていない、それどころかパーティーすら始まっていないっていうのに……。
「そう、馬だ。馬ってのは、どんなに訓練したからって、必ず全ての馬を乗りこなせるとは限らねえ。相性ってモンがある。それと同じで、剣ってのも相性があんだよ。相性が良けりゃ、訓練なんて殆ど必要ねえんだよ。……それに、刀を体の一部の様に扱えるケイナスが言ってんだ。間違いねえな。」
うんうんと深く頷くとザイバックは私にキラキラと光る眼差しを送って来た。……どうやら、一緒にケイナスと私を指導したいと見える……。はぁ、どうするべきか……悩む私の脳裏にふと、レイヴァンの姿が浮かんできた。……そうだ、アイツを制御するには、私に力がいる…無力だったから、私があまりにも無力だったからエルバートは……。そうだ、迷ってなんて居られない。それに、私はシャルの事も守りたい。私は自然に迷いが消えていた。いや、選択肢など無かったのだ。
「分かったよ。刀の訓練、よろしく頼むよ。ザイバック、ケイナス。」
「え?拙者もですか?」
「何言ってんだよ!俺達はもう仲間だ。それに、お前がケイスを見込んだんだ。キッチリとお前の技術を伝授しろよ!俺は刀なんて扱えねえんだし。」
「じゃ、何でザイバックも私の訓練に付き合うんだ?」
「決まってんだろ!体力づくりと基礎的な戦術を叩き込むんだよ!王国騎士団の将軍としてな!」
「は、はあ。」
「ちょっと!さっきから勝手に盛り上がってるみたいだけど、ボクのケイスに何かあったらザイバックやケイナスと言えども承知しないからね!!」
エレンブラが物凄い形相でザイバックとケイナスを一瞥した。二人はその視線にたじろぐと、イソイソとグラスを取って黙ってしまった。……何とも賑やかになって来たな。ケイナスとは知り合ったばかりだけど、大体の事はザイバックやエレンブラが話してくれたみたいだし、まぁ悪い人には見えないからいいか。
「さて、長話もなんだから、パーティーを始めよう!エレンブラ、シャル、そしてケイナスの歓迎を祝して!」
「せ、拙者もよろしいのですか?」
「ああ、これから訓練でお世話になるしね。」
「か、かたじけない!」
「そんなに堅くなんなって!うっし!それじゃ、乾杯といこうぜ!!」
ザイバックの音頭に合わせて、私達はワインが注がれたグラスを持ち、高々と乾杯を交わした。
「乾杯!!」
………こうして、楽しい夜は更けていった。……ケイナス…か。……不思議な雰囲気を持った男だなぁ……礼儀正しいし……ま、いいかな。友は多いに越した事は無い。そう納得すると、私はエレンブラの隣で深い眠りに就いた…………。
「ハハ、もう盛り上がってるみたいだな。」
私は自分でも気付かぬうちに早足になっていた。逸る鼓動を抑えて平静な顔をして扉をゆっくりと開いた。……あれ?
「お!遅かったじゃねえか!料理は粗方並べたぜ!」
「うんうん♪流石ボクの旦那さんだ!カッコいいよ♪」
「ケイス、早く、お料理冷めちゃうよ。」
ザイバックにエレンブラ……そしてシャル……。うん、確かに居るな……というか、もう一人程増えているのは気のせいだろうか?……私は暫し呆然と立ち尽くすと、目を凝らしてもう一度リビングに居る人間の数を数えた。
「ん?どうした?ケイス……。」
ザイバック……。
「ほら!早くボクの横に来てよ!」
エレンブラ……。
「乾杯、しようよ。」
シャル……。
「ほほう…これはまた何とも豪勢な……。」
…………誰?
「うわーーー!!」
「ど、どうした?ケイス!」
「いや、ザイバック、そこの人は誰だ!?何でみんな平然としてるんだ?!」
「あ、ああ…そういや紹介してねえな。」
「これは、お初にお目に掛かります。拙者、【ケイナス】と申す者、剣士の端くれでございます。」
……ケイナス?……知り合いでは無いな…。私は未だ混乱している頭を抱えてソファに腰掛けた。すると、ケイナスは私を見て、感心した様に頷いた。
「うむ、やはりこの方、類稀なる素質をお持ちだ。」
ん?何の素質だろうか?私に見出される素質……掃除、洗濯、料理かな?……と、まだケイナスがここに居る理由が明らかになっていないじゃないか。
「あの……ケイナスさん?何故、私の屋敷に?」
なるべく丁寧な口調で尋ねると、何故かエレンブラが私に近付いて来た。
「それはね、ボクとシャルさんで買い物をしてたら、道端に倒れてたんだ。だから慌てて駆け寄ったらお腹が空いてたみたいで、ご飯を奢ったら、着いて来ちゃった♪」
着いて来ちゃったって……。はぁ……どうして私の周りにはこう、不自然な出会いが多いんだろう……。
「いや、恥ずかしい限り。エレンブラ殿、シャル殿、拙者、義によってこの恩は返しますぞ。」
「そんな、ボク達が勝手にやった事だから気にしなくていいって。」
「そ、そうですよ。私達は気にしてませんから。」
「そう言って頂けるとありがたい!」
「あの、ケイナスさん。見た所、この辺りでは見ない格好ですね。失礼ですがご出身は?」
ケイナスは私の質問に多少困惑の表情を浮かべた。聞いてはいけなかったかな?……。
「拙者、王都より4000km離れた大辺境【トウコク】から参りました。それが、何か?」
よ、4000km??!私の居るカルナムールから更に2000kmも離れた所から来たのか……。
「ふぅん…トウコクかぁ……ってことはケイナス、お前は“刀”が扱えるな?」
ザイバックが何やらニヤついて聞くと、ケイナスはニコッと微笑を返して応えた。
「ええ!拙者は幼少より“刀”ばかりを訓練していた故に、今では体の一部のようなものです。」
「刀??」
「何だ?ケイス、知らねえのか……。」
ザイバックの説明によれば、【刀】、それは剣の種類の一つで、切れ味は全ての剣の上をいくらしい。何でも銃弾や鉄の甲冑をも寸断するというのだ。武人ならば誰もが憧れる代物だが、扱うにはかなりの訓練が必要で、また値段もかなり張るという……。
刀は主に【トウコク】で鋳造され、またトウコクには【ガンテス】という伝説の刀鍛冶が居るらしく、【ガンテス】の打つ刀は城が丸ごと買えるほどの値打ちがあるというのだ。私は新しい知識が増えているのを楽しく思いながら話に聞き入っていた。武人では無い事もあって、武器や戦に関する知識を生憎持ち合わせていない。自分でも無意識のうちに顔が綻んでいた。と、そんな私の顔に気付いたのか。ケイナスが話を掛けてきた。
「どうですかな?刀に随分と興味がお有りのようですが。」
「え?あ、ああ…はい。私は見ての通り、武人とはかけ離れているので、武器の知識は持ち合わせていないんですよ。ですから、聞いていて知識として蓄えられると思うと、楽しいです。」
「そうですか。それは良かった。……しかし、ケイス殿、貴公をお見受けする限りでは、刀を扱う素質があるように思いますな。」
「え?私がですか?ハハハハ、ご冗談を。普通の剣すら扱えぬ私が、扱うまでに何年も掛かる刀を扱うなど……それに、私は体を鍛えてはおりませんし……。」
「いや、そんな事無いぜ。ケイス……刀ってのはそうだな……言い換えれば、馬だ。」
「う、馬?」
何を言い出すんだ?まだ酒も酌み交わしていない、それどころかパーティーすら始まっていないっていうのに……。
「そう、馬だ。馬ってのは、どんなに訓練したからって、必ず全ての馬を乗りこなせるとは限らねえ。相性ってモンがある。それと同じで、剣ってのも相性があんだよ。相性が良けりゃ、訓練なんて殆ど必要ねえんだよ。……それに、刀を体の一部の様に扱えるケイナスが言ってんだ。間違いねえな。」
うんうんと深く頷くとザイバックは私にキラキラと光る眼差しを送って来た。……どうやら、一緒にケイナスと私を指導したいと見える……。はぁ、どうするべきか……悩む私の脳裏にふと、レイヴァンの姿が浮かんできた。……そうだ、アイツを制御するには、私に力がいる…無力だったから、私があまりにも無力だったからエルバートは……。そうだ、迷ってなんて居られない。それに、私はシャルの事も守りたい。私は自然に迷いが消えていた。いや、選択肢など無かったのだ。
「分かったよ。刀の訓練、よろしく頼むよ。ザイバック、ケイナス。」
「え?拙者もですか?」
「何言ってんだよ!俺達はもう仲間だ。それに、お前がケイスを見込んだんだ。キッチリとお前の技術を伝授しろよ!俺は刀なんて扱えねえんだし。」
「じゃ、何でザイバックも私の訓練に付き合うんだ?」
「決まってんだろ!体力づくりと基礎的な戦術を叩き込むんだよ!王国騎士団の将軍としてな!」
「は、はあ。」
「ちょっと!さっきから勝手に盛り上がってるみたいだけど、ボクのケイスに何かあったらザイバックやケイナスと言えども承知しないからね!!」
エレンブラが物凄い形相でザイバックとケイナスを一瞥した。二人はその視線にたじろぐと、イソイソとグラスを取って黙ってしまった。……何とも賑やかになって来たな。ケイナスとは知り合ったばかりだけど、大体の事はザイバックやエレンブラが話してくれたみたいだし、まぁ悪い人には見えないからいいか。
「さて、長話もなんだから、パーティーを始めよう!エレンブラ、シャル、そしてケイナスの歓迎を祝して!」
「せ、拙者もよろしいのですか?」
「ああ、これから訓練でお世話になるしね。」
「か、かたじけない!」
「そんなに堅くなんなって!うっし!それじゃ、乾杯といこうぜ!!」
ザイバックの音頭に合わせて、私達はワインが注がれたグラスを持ち、高々と乾杯を交わした。
「乾杯!!」
………こうして、楽しい夜は更けていった。……ケイナス…か。……不思議な雰囲気を持った男だなぁ……礼儀正しいし……ま、いいかな。友は多いに越した事は無い。そう納得すると、私はエレンブラの隣で深い眠りに就いた…………。
月姫パロ第五弾「恋愛シチュエーションゲーム」 シエル編
2004年8月26日 日常琥珀さんが屋敷から戻ってきた時には日は既に傾き始めてた。
このまま夜の帳が下りて来ても、まだチャレンジは続くんだろうか?夜にあんな事をされれば俺は、遠野志貴は………。
琥珀「大分、日が傾いて来ましたね。これからが本番ですね♪」
はぁ……やっぱり……。中止の二文字は全く無いようだな。
琥珀「それじゃあ、志貴さん、次の挑戦者を……。」
夜が深くなればなるほどアルクやシエル先輩は指名出来かねる。まずは二人を済ませておく必要があるな。
志貴「それじゃあ……シエル先輩で。」
シエル「あら、もう少し遅い時間帯だったら遠野くんと色々出来たのに……。」
先輩の顔に残念そうな色が浮かんだが、俺はその“色々”をさせない為に今を選んだんだ。
琥珀「それじゃ、シエルさんはどんなシチュエーションで?」
シエル「囚われた私が、遠野くんに救ってもらう、です。」
志貴「へ?」
何だ?もっと凄いシチュエーションかと思ったけど、意外にも恋愛に発展する王道を突いて来たなぁ。これなら理性の方は問題ないだろ……。
シエル「それじゃあ……えい!」
ビリビリビリっ!!……シエル先輩の服が見るも無残に裂けてしまっている。というより自分で裂いてる……。
志貴「ちょ、ちょっと先輩!何してるんだよ!?」
シエル「あら?だって私は無理矢理に捉えられた身ですよ?暴漢達に身包みを破られて両手を縛られているんです。」
いるんです。って言われても………先輩の胸元は大きくはだけて、スカートも太ももまで見えるほど短くなっている。琥珀さんに何やら耳打ちをすると、先輩は両腕を背中のほうにクロスした。呆気に取られて見ていると、琥珀さんがそのクロスした腕に手枷をはめた。先輩は手が使えない状態で、座り込んだ。
シエル「準備いいですよ。」
琥珀「よ〜い!スタート!」
シエル「ああ、誰か助けに来ないでしょうか……。」
何だか随分芝居染みてるなぁ……ま、この様子なら大事にはならないだろう……付き合ってやるとしよう。
志貴「今、助けに参りましたぞ!!シエル姫!!」
秋葉「全く……三文芝居もいいトコよ…。」
シエル「ああ!その声は志貴王子!!ここです!私はここです!」
俺はすぐ近くにいる先輩にゆっくりと手探りをする様な仕草で近づいた。ま、こんなもんで雰囲気は十分だろ……。
志貴「おお!シエル姫!どうなされました?その格好は……。」
シエル「暴漢共に襲われて…うぅ…身包みを……。」
志貴「皆までは言わなくともいいです……もう、心配要りません……。」
俺は牢屋の扉に掛かった鍵を剣で斬る真似をして、シエル先輩に近寄った。
シエル「ああ、王子……。」
不意に先輩の目に潤みが見えたかと思うと、先輩の顔は上気し、熱っぽく俺を見つめると、体を預けてきた。
志貴「ひ、姫…!!?」
シエル「何ででしょう?……王子の顔を見たら……あぁ…体が……熱くなって……。」
先輩の甘い声と香りがフワッと漂ってきて俺を刺激する。太ももを晒した足を俺の太ももに摺り寄せて、胸を俺のお腹に当てて、腕が使えない為か、モゾモゾと体を捩って俺に切なそうに視線を送ってくる………ヤバイ…どこが夜遅くないと出来ないだよ……。今の状態でも俺の理性は飛びそうなのに……。
シエル「王子……んむぅ……んふっ……んん。」
志貴「!!」
体をグッと起こした先輩の唇が俺の唇と重なった。しかも、先輩は舌を入れてくると、切なそうに甘く声を出した。ホントにどうなっても知らないぞ……。俺だって聖人君子じゃ無いんだ…。女性にこんな事されたら我慢も何も………。
シエル「ん……ぷはっ……ふぁ……。」
息が続かなかったのか、先輩は苦しそうに口付けを止めた。
志貴「ひ、姫……さ、早くここを出ましょう。」
俺は何とか理性を保とうと演技に集中した。が、シエル先輩の顔にはただ熱っぽさが見えるだけで、演技なんかとうに忘れてるみたいだ……。
シエル「ん〜……胸が切ないんです……王子……私の…胸を……。」
シエル先輩は艶っぽく笑うと、うろたえていた俺の手に胸を当ててきた。プニプニと柔らかい感触が俺の手に伝わってくる。………うわ〜柔らかくて気持ちが良いなぁ……ってイカンイカン!!半分消えかけた理性を必死に引っ張り戻すと、俺はある異変に気が付いた……ヤバイ……俺のジュニアが……。
シエル「!!……ああ……王子が私に反応してくれているんですね……嬉しい。」
嬉しいって先輩………。これはやばいぞ……これは幾らなんでも秋葉が見逃すハズ無いよな……。俺は期待を込めて秋葉を見ると、案の定髪の毛が紅く染まっている。……よし!…これなら秋葉が止めてくれる……。そう思ったのも束の間、秋葉の表情を見ると顔を上気させて、艶っぽく目の前に起こっている男女の危険な場面を見つめて固まっている。
秋葉「ああ………な、なんてことを……これが、兄さんを取り巻く女の実力なの……?」
何ワケの分からない事を言ってるんだよ?!兄さんが先輩と契りを結んでもいいのかぁ〜!!……なんて心の中で叫んでも無意味だよな。俺はもう半分諦めかけていた。と、その時、ジュニアに快感がザワッと走った。視線を落とすと、先輩がズボン越しに元気になっている俺のジュニアを擦っている………ああ……。
志貴「ちょっと、姫様!!止めてください!!」
シエル「いいじゃないですかぁ……王子と私は結ばれる運命なんですから………。」
そう言うとシエル先輩は俺のズボンのチャックに手を掛け、ジーーッとチャックを下げた。もういいや……このまま、先輩と……。諦めて身を委ねようとした瞬間、
ネロ「…………何を、しているのだ?」
志貴「うわぁーーーーーー!!!」
シエル「!!……ネロ・カオス??!!」
ネロが健康ランドから戻って来たらしい。思わず俺も先輩も体を起こして互いに距離を取った。助かったぁ……まさかコイツに借りを作るとは……いや、ここは素直に感謝すべきだ。
ネロ「お前達、まさかこの様な場所でまぐわ…ムグっ!!」
志貴「い、いやぁ…何の事かな?ハハ、ハハハハ。」
俺は咄嗟にネロの口を押さえて言葉を紡がせるのを止めた。みんなの前で“まぐわう”なんて言われたら、俺は恥ずかしさで死んじまいそうだったからだ。……どうやら先輩も落ち着いたようだ。これで、チャレンジ終了か……。
琥珀「はい!ここまで!シエルさんのチャレンジは終了です♪」
シエル「後一歩で、遠野くんと………。」
その言葉に思わず俺はドキっとしてしまった。確かにネロが来なけりゃ俺と先輩は今頃……ブンブンと頭を振って俺はあらぬ妄想を飛ばした。
ネロ「己!人間!何をするのだ?我を窒息で倒そうという気か?」
志貴「い、いやなんでもない……。」
ネロ「フン、それでは我は失礼するぞ……。何分、忙しい故な。」
志貴「今度は何だ?」
ネロ「この国の老人の集いし場所にて、我が従えし666の獣を拝見したいと申す者がおるんでな。」
志貴「老人ホームで動物ショーってことか。」
ネロ「貴様達の言葉ではそう言う事になる。」
ネロは手をヒラヒラと振りながら去っていった。はぁ、一難さってまた一難か……。シエル先輩は何とかなったが、後はどうなるんだ?ネロも流石にまた現れたりはしないだろうし……。
琥珀「それじゃ、また新たな挑戦者をどうぞ!」
志貴「………もう、いや。」
To be continue……
このまま夜の帳が下りて来ても、まだチャレンジは続くんだろうか?夜にあんな事をされれば俺は、遠野志貴は………。
琥珀「大分、日が傾いて来ましたね。これからが本番ですね♪」
はぁ……やっぱり……。中止の二文字は全く無いようだな。
琥珀「それじゃあ、志貴さん、次の挑戦者を……。」
夜が深くなればなるほどアルクやシエル先輩は指名出来かねる。まずは二人を済ませておく必要があるな。
志貴「それじゃあ……シエル先輩で。」
シエル「あら、もう少し遅い時間帯だったら遠野くんと色々出来たのに……。」
先輩の顔に残念そうな色が浮かんだが、俺はその“色々”をさせない為に今を選んだんだ。
琥珀「それじゃ、シエルさんはどんなシチュエーションで?」
シエル「囚われた私が、遠野くんに救ってもらう、です。」
志貴「へ?」
何だ?もっと凄いシチュエーションかと思ったけど、意外にも恋愛に発展する王道を突いて来たなぁ。これなら理性の方は問題ないだろ……。
シエル「それじゃあ……えい!」
ビリビリビリっ!!……シエル先輩の服が見るも無残に裂けてしまっている。というより自分で裂いてる……。
志貴「ちょ、ちょっと先輩!何してるんだよ!?」
シエル「あら?だって私は無理矢理に捉えられた身ですよ?暴漢達に身包みを破られて両手を縛られているんです。」
いるんです。って言われても………先輩の胸元は大きくはだけて、スカートも太ももまで見えるほど短くなっている。琥珀さんに何やら耳打ちをすると、先輩は両腕を背中のほうにクロスした。呆気に取られて見ていると、琥珀さんがそのクロスした腕に手枷をはめた。先輩は手が使えない状態で、座り込んだ。
シエル「準備いいですよ。」
琥珀「よ〜い!スタート!」
シエル「ああ、誰か助けに来ないでしょうか……。」
何だか随分芝居染みてるなぁ……ま、この様子なら大事にはならないだろう……付き合ってやるとしよう。
志貴「今、助けに参りましたぞ!!シエル姫!!」
秋葉「全く……三文芝居もいいトコよ…。」
シエル「ああ!その声は志貴王子!!ここです!私はここです!」
俺はすぐ近くにいる先輩にゆっくりと手探りをする様な仕草で近づいた。ま、こんなもんで雰囲気は十分だろ……。
志貴「おお!シエル姫!どうなされました?その格好は……。」
シエル「暴漢共に襲われて…うぅ…身包みを……。」
志貴「皆までは言わなくともいいです……もう、心配要りません……。」
俺は牢屋の扉に掛かった鍵を剣で斬る真似をして、シエル先輩に近寄った。
シエル「ああ、王子……。」
不意に先輩の目に潤みが見えたかと思うと、先輩の顔は上気し、熱っぽく俺を見つめると、体を預けてきた。
志貴「ひ、姫…!!?」
シエル「何ででしょう?……王子の顔を見たら……あぁ…体が……熱くなって……。」
先輩の甘い声と香りがフワッと漂ってきて俺を刺激する。太ももを晒した足を俺の太ももに摺り寄せて、胸を俺のお腹に当てて、腕が使えない為か、モゾモゾと体を捩って俺に切なそうに視線を送ってくる………ヤバイ…どこが夜遅くないと出来ないだよ……。今の状態でも俺の理性は飛びそうなのに……。
シエル「王子……んむぅ……んふっ……んん。」
志貴「!!」
体をグッと起こした先輩の唇が俺の唇と重なった。しかも、先輩は舌を入れてくると、切なそうに甘く声を出した。ホントにどうなっても知らないぞ……。俺だって聖人君子じゃ無いんだ…。女性にこんな事されたら我慢も何も………。
シエル「ん……ぷはっ……ふぁ……。」
息が続かなかったのか、先輩は苦しそうに口付けを止めた。
志貴「ひ、姫……さ、早くここを出ましょう。」
俺は何とか理性を保とうと演技に集中した。が、シエル先輩の顔にはただ熱っぽさが見えるだけで、演技なんかとうに忘れてるみたいだ……。
シエル「ん〜……胸が切ないんです……王子……私の…胸を……。」
シエル先輩は艶っぽく笑うと、うろたえていた俺の手に胸を当ててきた。プニプニと柔らかい感触が俺の手に伝わってくる。………うわ〜柔らかくて気持ちが良いなぁ……ってイカンイカン!!半分消えかけた理性を必死に引っ張り戻すと、俺はある異変に気が付いた……ヤバイ……俺のジュニアが……。
シエル「!!……ああ……王子が私に反応してくれているんですね……嬉しい。」
嬉しいって先輩………。これはやばいぞ……これは幾らなんでも秋葉が見逃すハズ無いよな……。俺は期待を込めて秋葉を見ると、案の定髪の毛が紅く染まっている。……よし!…これなら秋葉が止めてくれる……。そう思ったのも束の間、秋葉の表情を見ると顔を上気させて、艶っぽく目の前に起こっている男女の危険な場面を見つめて固まっている。
秋葉「ああ………な、なんてことを……これが、兄さんを取り巻く女の実力なの……?」
何ワケの分からない事を言ってるんだよ?!兄さんが先輩と契りを結んでもいいのかぁ〜!!……なんて心の中で叫んでも無意味だよな。俺はもう半分諦めかけていた。と、その時、ジュニアに快感がザワッと走った。視線を落とすと、先輩がズボン越しに元気になっている俺のジュニアを擦っている………ああ……。
志貴「ちょっと、姫様!!止めてください!!」
シエル「いいじゃないですかぁ……王子と私は結ばれる運命なんですから………。」
そう言うとシエル先輩は俺のズボンのチャックに手を掛け、ジーーッとチャックを下げた。もういいや……このまま、先輩と……。諦めて身を委ねようとした瞬間、
ネロ「…………何を、しているのだ?」
志貴「うわぁーーーーーー!!!」
シエル「!!……ネロ・カオス??!!」
ネロが健康ランドから戻って来たらしい。思わず俺も先輩も体を起こして互いに距離を取った。助かったぁ……まさかコイツに借りを作るとは……いや、ここは素直に感謝すべきだ。
ネロ「お前達、まさかこの様な場所でまぐわ…ムグっ!!」
志貴「い、いやぁ…何の事かな?ハハ、ハハハハ。」
俺は咄嗟にネロの口を押さえて言葉を紡がせるのを止めた。みんなの前で“まぐわう”なんて言われたら、俺は恥ずかしさで死んじまいそうだったからだ。……どうやら先輩も落ち着いたようだ。これで、チャレンジ終了か……。
琥珀「はい!ここまで!シエルさんのチャレンジは終了です♪」
シエル「後一歩で、遠野くんと………。」
その言葉に思わず俺はドキっとしてしまった。確かにネロが来なけりゃ俺と先輩は今頃……ブンブンと頭を振って俺はあらぬ妄想を飛ばした。
ネロ「己!人間!何をするのだ?我を窒息で倒そうという気か?」
志貴「い、いやなんでもない……。」
ネロ「フン、それでは我は失礼するぞ……。何分、忙しい故な。」
志貴「今度は何だ?」
ネロ「この国の老人の集いし場所にて、我が従えし666の獣を拝見したいと申す者がおるんでな。」
志貴「老人ホームで動物ショーってことか。」
ネロ「貴様達の言葉ではそう言う事になる。」
ネロは手をヒラヒラと振りながら去っていった。はぁ、一難さってまた一難か……。シエル先輩は何とかなったが、後はどうなるんだ?ネロも流石にまた現れたりはしないだろうし……。
琥珀「それじゃ、また新たな挑戦者をどうぞ!」
志貴「………もう、いや。」
To be continue……
「狼狽」〜第八章〜再来・後編
2004年8月25日マズイ……嫌な予感が……。
「いやぁーーーーーーーー!!!」
「うわ?!おい、エレンブラ!!大声出すなって!!」
「ケイス以外の男の人に、ボクの体が………。」
エレンブラの顔は恥ずかしさと狼狽に染まっていた。ザイバックはおろおろとしながら私に助けを求める眼差しを送ってくる。
「エ、エレンブラ……落ち着いて、ザイバックは昔よく遊んだ仲じゃないか。」
「で、でもでも……ボクだって、女の子なんだもん。下着姿を見られるのは恥ずかしいもん……。」
「じゃあ、何で私ならイイんだ?」
「だって……それは……ボク、ケイスのお嫁さんになるんだし。」
「何?ケイス……お前、エレンブラとそういう仲だったのか?」
キョトンした顔でザイバックが私の腕にしがみ付くエレンブラを見た。
「どうやら……そうみたいなんだ。ハハ…。」
苦笑いをすると、私はエレンブラに洋服を着る様促した。エレンブラもこくりと頷くと、イソイソと部屋に戻った。
「あの〜、どうかしたの?」
「!!」
シャルが怪訝そうに私とザイバックを交互に見ながら歩いてきた。
「お、起こしちゃったね。」
「そりゃ起きるわよ。あんな叫び声聞いたら……。」
やはり理由はそれか……。全くエレンブラの奴、人騒がせだな……。
「い、いやなんでもないんだよ。ゴキブリが、居たから、それでビックリしたみたいなんだ。」
ふぅんと一応の納得がいったようにシャルは床を見て頷いた。
「よぅ!随分と元気になったみたいだな!」
ザイバックの声に一瞬体をビクッと震わせると、シャルは怯えたような目になって私の背中にしがみ付いた。
「あちゃぁ……やっぱり王宮での事、根に持ってるみたいだな。
俺が押さえ込んで怒鳴ってた事が、怖いんだろ?」
そうか……シャルは王の寝室でザイバックに押さえ付けられて怒鳴られてたんだ。
「大丈夫だよ。彼はザイバックって言って、私の親友なんだ。君を怒ったり押さえたりしたのは、アウヴァニアじゃ王様が一番偉いんだ。そうだな、【静寂の巫女】くらい大事な役割を持った人なんだよ…。それに、王の部屋には許可無く立ち入る事は出来ないんだ。なんせ王って言う人は全ての人間の頂点に立っていると言っても過言じゃないくらい凄い人だからね、中にはその権力に目が眩んで、王を殺そうとする人もいるんだ。だから、シャルが勝手に王の部屋に居たら、暗殺者と勘違いされてもおかしくないんだよ。」
「…………。」
「それに、ザイバックは王を守らなきゃいけない立場にあるんだ。だから、シャルが王を殺そうとしている可能性が十分指摘出来たあの状況ではああするしか無いんだ。」
「……そう……なの?」
「ああ、ケイスの言う通りだ。すまねえな……痛かったろ?」
ザイバックが跋が悪そうに謝ると、シャルの表情に笑顔が戻った。
「そういう事なら仕方ないよ。」
「シャル……許してくれんのか?」
「許すも許さないも、ザイバックはああしなくちゃいけなかったんでしょ?だったら、気にしないよ。」
屈託無く笑うとシャルはザイバックと握手を交わした。うんうん、わだかまりが無くなるのは喜ばしい事だ。私が微笑みながら二人の光景を見ていると、
「着替え終了♪ってあれ?ザイバック……シャルさんと知り合いだったの?」
エレンブラが着替えを済ませ戻ってきた。
「な、何だ?そのシャルさんてのは……。」
ザイバックが不思議そうにエレンブラを見た。
「だって、雰囲気がボクなんかよりもずっと大人だから、シャルさんって呼びたいんだ。ね?シャルさん♪」
「え?!……そ、そうだね。エレンブラ。」
シャルとエレンブラが初めて会話を交わしたのはつい二日前だった。最初はドギマギしていたが、やはり屋敷には少ない女同士だという事もあって、夕食までには随分と砕けていた。シャルさんと呼ぶようになったのも、夕食の会話の中で語ったシャルの恋愛観が随分と大人だったことによるものだ。
「??」
「ま、まぁみんな!こんな廊下に四人で屯してても仕方ないだろ?もうすぐ朝食の時間だから、リビングに行くよ。」
私は三人をリビングに連れて行くと、ふぅと溜息を吐いてしまった。朝から実に気をすり減らしてしまったしな……。
「なぁ?シャルの歓迎パーティー、してなかったよな?エレンブラのも!」
突然パンを頬張ったザイバックが言った。
「ああ!それイイね。ボクもシャルさんもケイスの屋敷に遣って来た身だもんね♪」
遣って来た身って……シャルはレイヴァンの意思が行った事だし、エレンブラは押しかけて来たんじゃないか……心の中で毒づいたが、まぁいいか……楽しそうだしな……。これでより一層みんなの仲が良くなれば、それに越した事は無いんだし……。
私は納得すると、返事をした。
「良いんじゃないか?やろう。シャルとエレンブラの歓迎パーティー。」
「ありがとう、ケイス。」
シャルの嬉しそうな顔にむず痒さを覚えながらも、私は平静を装った。
「それじゃあ、今日の夜八時から始めるから、それまでは各自自由にしててくれ。」
「それじゃあ、ボクは飛び切りのドレスを着なきゃ♪そうだ!シャルさん、街に買い物に行きましょうよ!」
「え?で、でも私……。」
「いいんじゃねえの?女同士二人でドレスでも調達して来いよ!費用は全部、ケイス取締りが負担するから、な?ケイス。」
「あんまり高いのは止めてくれよ。私だって金欠なんだから。」
「はーーい!そいじゃぁ、行こ♪」
「そ、それじゃあお言葉に甘えて……行って来ます…。」
二人が出て行ったのを見計らって、ザイバックが私に近寄ってきた。
「遠慮するなんて、シャルって意外と礼儀正しいんだな♪」
「エレンブラが遠慮が無さ過ぎるだけだよ。」
「ヘヘへ……ま、そうか。それじゃあ俺はちょいと体を鍛えて来る!」
「仕事熱心だね…。」
「いや、趣味だよ♪心を鍛えるにはまず体からって言うじゃねえか!」
「ハハハ……そうだな。」
ザイバックはシャドーボクシングをしながら庭園へと走っていった。さて、と言う事は……部屋の掃除や装飾……パーティーの食事は私が担当する事になるわけだ……。私は人を使う事が昔から苦手で、召使いは雇っていなかった。やれる範囲は私がやっていたし、特に気にもしていなかったから……しかし、こういう状況では召使いの重要性が身に染みる……。今度、募集してみるか……なんて愚痴を零しながらも、私は着々とパーティーの準備に没頭していた。
「粗方は終了した……後は、煮込んでいるビーフシチューが出来上がれば私の仕事は終了だ。さてと、そろそろ私も着替えようかな……。」
部屋に戻って私は着替えを始めた。心が何時に無く踊っている。こんなに楽しみな時間は何年振りだろうか。特に此処最近はゴチャゴチャした事が多かったし、羽を伸ばすには丁度良いか。
………などと浮かれている自分を落ち着かせながら、私はみんなが揃っているであろうリビングへと足を運んだ。この時、私はまだ気付いてなかった……。リビングに着いた自分が目にする驚愕の出来事に…………。
「いやぁーーーーーーーー!!!」
「うわ?!おい、エレンブラ!!大声出すなって!!」
「ケイス以外の男の人に、ボクの体が………。」
エレンブラの顔は恥ずかしさと狼狽に染まっていた。ザイバックはおろおろとしながら私に助けを求める眼差しを送ってくる。
「エ、エレンブラ……落ち着いて、ザイバックは昔よく遊んだ仲じゃないか。」
「で、でもでも……ボクだって、女の子なんだもん。下着姿を見られるのは恥ずかしいもん……。」
「じゃあ、何で私ならイイんだ?」
「だって……それは……ボク、ケイスのお嫁さんになるんだし。」
「何?ケイス……お前、エレンブラとそういう仲だったのか?」
キョトンした顔でザイバックが私の腕にしがみ付くエレンブラを見た。
「どうやら……そうみたいなんだ。ハハ…。」
苦笑いをすると、私はエレンブラに洋服を着る様促した。エレンブラもこくりと頷くと、イソイソと部屋に戻った。
「あの〜、どうかしたの?」
「!!」
シャルが怪訝そうに私とザイバックを交互に見ながら歩いてきた。
「お、起こしちゃったね。」
「そりゃ起きるわよ。あんな叫び声聞いたら……。」
やはり理由はそれか……。全くエレンブラの奴、人騒がせだな……。
「い、いやなんでもないんだよ。ゴキブリが、居たから、それでビックリしたみたいなんだ。」
ふぅんと一応の納得がいったようにシャルは床を見て頷いた。
「よぅ!随分と元気になったみたいだな!」
ザイバックの声に一瞬体をビクッと震わせると、シャルは怯えたような目になって私の背中にしがみ付いた。
「あちゃぁ……やっぱり王宮での事、根に持ってるみたいだな。
俺が押さえ込んで怒鳴ってた事が、怖いんだろ?」
そうか……シャルは王の寝室でザイバックに押さえ付けられて怒鳴られてたんだ。
「大丈夫だよ。彼はザイバックって言って、私の親友なんだ。君を怒ったり押さえたりしたのは、アウヴァニアじゃ王様が一番偉いんだ。そうだな、【静寂の巫女】くらい大事な役割を持った人なんだよ…。それに、王の部屋には許可無く立ち入る事は出来ないんだ。なんせ王って言う人は全ての人間の頂点に立っていると言っても過言じゃないくらい凄い人だからね、中にはその権力に目が眩んで、王を殺そうとする人もいるんだ。だから、シャルが勝手に王の部屋に居たら、暗殺者と勘違いされてもおかしくないんだよ。」
「…………。」
「それに、ザイバックは王を守らなきゃいけない立場にあるんだ。だから、シャルが王を殺そうとしている可能性が十分指摘出来たあの状況ではああするしか無いんだ。」
「……そう……なの?」
「ああ、ケイスの言う通りだ。すまねえな……痛かったろ?」
ザイバックが跋が悪そうに謝ると、シャルの表情に笑顔が戻った。
「そういう事なら仕方ないよ。」
「シャル……許してくれんのか?」
「許すも許さないも、ザイバックはああしなくちゃいけなかったんでしょ?だったら、気にしないよ。」
屈託無く笑うとシャルはザイバックと握手を交わした。うんうん、わだかまりが無くなるのは喜ばしい事だ。私が微笑みながら二人の光景を見ていると、
「着替え終了♪ってあれ?ザイバック……シャルさんと知り合いだったの?」
エレンブラが着替えを済ませ戻ってきた。
「な、何だ?そのシャルさんてのは……。」
ザイバックが不思議そうにエレンブラを見た。
「だって、雰囲気がボクなんかよりもずっと大人だから、シャルさんって呼びたいんだ。ね?シャルさん♪」
「え?!……そ、そうだね。エレンブラ。」
シャルとエレンブラが初めて会話を交わしたのはつい二日前だった。最初はドギマギしていたが、やはり屋敷には少ない女同士だという事もあって、夕食までには随分と砕けていた。シャルさんと呼ぶようになったのも、夕食の会話の中で語ったシャルの恋愛観が随分と大人だったことによるものだ。
「??」
「ま、まぁみんな!こんな廊下に四人で屯してても仕方ないだろ?もうすぐ朝食の時間だから、リビングに行くよ。」
私は三人をリビングに連れて行くと、ふぅと溜息を吐いてしまった。朝から実に気をすり減らしてしまったしな……。
「なぁ?シャルの歓迎パーティー、してなかったよな?エレンブラのも!」
突然パンを頬張ったザイバックが言った。
「ああ!それイイね。ボクもシャルさんもケイスの屋敷に遣って来た身だもんね♪」
遣って来た身って……シャルはレイヴァンの意思が行った事だし、エレンブラは押しかけて来たんじゃないか……心の中で毒づいたが、まぁいいか……楽しそうだしな……。これでより一層みんなの仲が良くなれば、それに越した事は無いんだし……。
私は納得すると、返事をした。
「良いんじゃないか?やろう。シャルとエレンブラの歓迎パーティー。」
「ありがとう、ケイス。」
シャルの嬉しそうな顔にむず痒さを覚えながらも、私は平静を装った。
「それじゃあ、今日の夜八時から始めるから、それまでは各自自由にしててくれ。」
「それじゃあ、ボクは飛び切りのドレスを着なきゃ♪そうだ!シャルさん、街に買い物に行きましょうよ!」
「え?で、でも私……。」
「いいんじゃねえの?女同士二人でドレスでも調達して来いよ!費用は全部、ケイス取締りが負担するから、な?ケイス。」
「あんまり高いのは止めてくれよ。私だって金欠なんだから。」
「はーーい!そいじゃぁ、行こ♪」
「そ、それじゃあお言葉に甘えて……行って来ます…。」
二人が出て行ったのを見計らって、ザイバックが私に近寄ってきた。
「遠慮するなんて、シャルって意外と礼儀正しいんだな♪」
「エレンブラが遠慮が無さ過ぎるだけだよ。」
「ヘヘへ……ま、そうか。それじゃあ俺はちょいと体を鍛えて来る!」
「仕事熱心だね…。」
「いや、趣味だよ♪心を鍛えるにはまず体からって言うじゃねえか!」
「ハハハ……そうだな。」
ザイバックはシャドーボクシングをしながら庭園へと走っていった。さて、と言う事は……部屋の掃除や装飾……パーティーの食事は私が担当する事になるわけだ……。私は人を使う事が昔から苦手で、召使いは雇っていなかった。やれる範囲は私がやっていたし、特に気にもしていなかったから……しかし、こういう状況では召使いの重要性が身に染みる……。今度、募集してみるか……なんて愚痴を零しながらも、私は着々とパーティーの準備に没頭していた。
「粗方は終了した……後は、煮込んでいるビーフシチューが出来上がれば私の仕事は終了だ。さてと、そろそろ私も着替えようかな……。」
部屋に戻って私は着替えを始めた。心が何時に無く踊っている。こんなに楽しみな時間は何年振りだろうか。特に此処最近はゴチャゴチャした事が多かったし、羽を伸ばすには丁度良いか。
………などと浮かれている自分を落ち着かせながら、私はみんなが揃っているであろうリビングへと足を運んだ。この時、私はまだ気付いてなかった……。リビングに着いた自分が目にする驚愕の出来事に…………。
「狼狽」〜第八章〜再来・前編
2004年8月25日 日常……私が男だと勘違いしていた友人、もとい現在の許婚であるエレンブラが無理矢理な同棲をしてから三日が過ぎた。シャルは私達に気を使っているのか、どこかギクシャクしていた。同棲とは言っても、一応ベッドは別にしている。エレンブラはその事が不満らしいが、私にはまだ心の準備というものが……。だから私は必ずエレンブラよりも遅く就寝していた。もし、私が先に眠りに着いたが最後、翌朝、ベッドの中であられも無い姿を晒して甘美な寝息を立てているエレンブラが容易に想像できたからだ。と、そろそろ起床しないと……。時計を見れば時刻は既に早朝六時を過ぎていた。
「ふあぁ〜……さて、今日も一日頑張らないと………。」
「ん、んうぅん〜………。」
ん?今かなり近くで甘い声が聞こえた様な……それに、さっきからベッドがモゾモゾ動いてる気がするんだが……。私は恐る恐る隣で蠢いている塊に覆い被さっている布団を剥いだ。
「!!!!」
思わず硬直してしまった。……咽から叫びが飛び出しそうになったが、今叫んだらシャルまで起こす事になる。私は必死に心を落ち着かせようと深呼吸を繰り返した。
「ん、ん〜ケイス……駄目、駄目だよぉ…そんなトコ触っちゃ駄目だよ……ボクにだって…むにゃ……心の準備がぁ…。」
一体どんな夢を見てるんだ……。頬を上気させて甘い声を出しながら、エレンブラは透き通る様な白い肌が眩しい肢体をくねらせた。それにしても、何て格好で寝てるんだ……下着じゃないか……。幾ら許婚だからって、こんな格好で寝られちゃ男としては生殺しだ……。私は何とか理性を保つべく、エレンブラを起こして自分のベッドに移ることを促す事にした。
「おい、エレンブラ。起きろ、起きてくれ。自分のベッドに移ってくれないか?」
「ん、ん〜……そんなにボクの胸を見ないでよぉ…恥ずかしいよ……。でも、ケイスだったらイイよ……。」
プニ……ん?何だろう、とても柔らかいモノが手に触れてるな……。私はふと視線を手の方へと遣った。
「!!!!!」
私の手は、エレンブラの胸にしっかりと置かれていた。しかも、エレンブラは私の手を掴み、グリグリと胸に押し付けてくる。
「や、やめろって……エレンブラ!」
「あ…ああ……どう?柔らかいでしょ?」
いかん!このままだと………私は必死に手を胸から退けると、ベッドから飛び起き、手早く身支度を整えると、執務室に逃げ込んだ。
「ハァハァ……何なんだよ、一体……。」
一人で気持ちを落ち着かせていると、再び眠気が襲ってきた。ガクッと頭が落ちそうになったその時、バタンッ!!けたたましい音を立てて扉が開いた。私はビクッと跳ね起きると慌てて寝惚け眼をこすった。
「よぉ!只今、帰ったぜ!!」
ザイバックが王都から戻ってきたらしい。にしてもこんな早朝から随分と元気な事だ……。
「ザイバック……元気だな…。」
「おう!それだけが取り柄だぜ♪」
屈託なく言うとガハハと豪快にザイバックは笑った。
「で、どうだった?」
「あ?ああ、報告か……なぁに、バッチシよ!国王曰く、更なる進展を期待しているぞ。だってよ!」
「そうか……。」
私はホッと胸を撫で下ろした。これで、とりあえずは誤魔化せたワケだ。
「次の報告は?」
「えーっと……一ヶ月後だ!」
一ヶ月後……それまでにシャルが異世界から来た人間だという確固たる証拠を集めないと……。それに【静寂の巫女】の事も、【レイヴァン】の事も……知識にはあるものの、他人に信用させるまでには至っていない。何とか決定的な証拠を見つけないと………。そうだ、ザイバックが報告に行ってから起きた事を言わなければ……。私が人を殺めたと聞いたら、どんな顔をするんだろうか?……自嘲気味に笑うと、私はザイバック不在の間の出来事を洗いざらい話した。
「ふ〜ん……つまり、お前にゃもう一人、人間が潜んでるんだな?」
「そう、しかも…人間と化け物のハーフだ。」
「そして異世界の人間には、俺達の世界の人間を下等動物だと思ってる連中もいると……。」
「そう、私が実際に下等動物扱いされてる……。」
「で、お前はそれが悔しかった。エルバートって奴に少なからず憎しみを抱いた。そしたら、レイヴァンが覚醒して、後はエルバートを塵にしちまった……。」
「そうなんだ……奴の言う事によれば、私がシャルを庇ったり、身元引き受けを願い出たのも、レイヴァンの意思みたいなんだ。」
「シャルは【静寂の巫女】っていうギエルハイムにゃ無くてはならない存在で、レイヴァンはシャルを化け物から守る戦士。」
「そして、シャルが何故この世界に遣って来たか、それは閉じてしまったゲートを開く為。ゲートによってもたらされていた幸福の力……それは争いの少ないアウヴァニアだからこそ存在する力で、化け物の好む混沌の力を中和させる力を持っている。ゲートが閉じている今、幸福の力は供給されず、ギエルハイムは混沌が支配しようとしている……。シャルにも幸福の力同様の能力があるが、混沌の力が膨大な為に、制御が効かなくなった。」
「で、俺達は、それを手伝う……。」
「そういうことだ。」
暫し二人で黙り込んだ。いくらザイバックでも、これだけの話、信じるだろうか?
「……おっしゃ!!事情は大体分かったぜ!!そういうことなら、協力させてくれよ!」
変な心配は要らなかった様だ……。ま、ザイバックらしいか……。あれから一時間は話していたらしく、外には朝日が昇っていた。私とザイバックはグーッと背伸びをして誓いの握手を交わした。
「…すまないな。私の勝手な行動に付き合せてしまって。」
「イイって!気にすんなよ!俺とケイスの仲じゃねえか。今更一人で全部を背負い込もうなんて、言いっこなしだぜ!」
「分かった……。」
ザイバックの言葉に不覚にも感動してしまった。私はジンとする胸を冷ますために水を飲もうと執務室を出ようとした。が、その時
「ん〜朝から騒がしい声がするなぁ……ケイスなの?」
「!!!!エレンブラ!!」
そうだ!忘れてた!そもそも私は彼女から逃げてきたんじゃないか。しかも寝惚けてる所為か、その格好は下着姿のままだった。
何やら気配を後ろに感じ、振り返ると、ザイバックがニヤついていた。
「ほ〜、ケイス……お前も結構やり手だな♪あんな可愛い子をモノにするなんてよ!」
野卑な笑い声を上げると、私の肩をバンバンと叩いてエレンブラを凝視していた。
「へぇ〜……可愛い上に艶かしい……ナイスバディーだし……こんな子、辺境に居たっけか?」
「そ、それが……彼女、エレンブラ、なんだ。」
「へぇ〜…エレンブラねぇ……ってなにぃーーーー!!!!」
ザイバックと私は幼少期よりの腐れ縁で、当然エレンブラとも遊んだ仲なのだ。ザイバックの顔には普段の豪快さは消え失せ、まるで怯える子供の様にうろたえている。
「だって、アイツは…男だろ?」
「それが、私達の勘違いだったらしいんだ。彼女は昔から男っぽく育てられてたらしい……だからだよ。」
何やら納得したように手をポンと叩くと、ザイバックは懐かしそうにエレンブラを眺めた。
「へぇー、エレンブラ、随分と見ない間にこんなセクシーになりやがって……。」
「ま、まぁ10年以上も会ってなかったからね。」
「あれ?ザイバック?……うわーー!久し振りだね♪」
「お?おお、しっかし、お前、なんちゅう格好してんだよ!」
「ふぇ?………!!いっ。」
「いっ?!」
…
「ふあぁ〜……さて、今日も一日頑張らないと………。」
「ん、んうぅん〜………。」
ん?今かなり近くで甘い声が聞こえた様な……それに、さっきからベッドがモゾモゾ動いてる気がするんだが……。私は恐る恐る隣で蠢いている塊に覆い被さっている布団を剥いだ。
「!!!!」
思わず硬直してしまった。……咽から叫びが飛び出しそうになったが、今叫んだらシャルまで起こす事になる。私は必死に心を落ち着かせようと深呼吸を繰り返した。
「ん、ん〜ケイス……駄目、駄目だよぉ…そんなトコ触っちゃ駄目だよ……ボクにだって…むにゃ……心の準備がぁ…。」
一体どんな夢を見てるんだ……。頬を上気させて甘い声を出しながら、エレンブラは透き通る様な白い肌が眩しい肢体をくねらせた。それにしても、何て格好で寝てるんだ……下着じゃないか……。幾ら許婚だからって、こんな格好で寝られちゃ男としては生殺しだ……。私は何とか理性を保つべく、エレンブラを起こして自分のベッドに移ることを促す事にした。
「おい、エレンブラ。起きろ、起きてくれ。自分のベッドに移ってくれないか?」
「ん、ん〜……そんなにボクの胸を見ないでよぉ…恥ずかしいよ……。でも、ケイスだったらイイよ……。」
プニ……ん?何だろう、とても柔らかいモノが手に触れてるな……。私はふと視線を手の方へと遣った。
「!!!!!」
私の手は、エレンブラの胸にしっかりと置かれていた。しかも、エレンブラは私の手を掴み、グリグリと胸に押し付けてくる。
「や、やめろって……エレンブラ!」
「あ…ああ……どう?柔らかいでしょ?」
いかん!このままだと………私は必死に手を胸から退けると、ベッドから飛び起き、手早く身支度を整えると、執務室に逃げ込んだ。
「ハァハァ……何なんだよ、一体……。」
一人で気持ちを落ち着かせていると、再び眠気が襲ってきた。ガクッと頭が落ちそうになったその時、バタンッ!!けたたましい音を立てて扉が開いた。私はビクッと跳ね起きると慌てて寝惚け眼をこすった。
「よぉ!只今、帰ったぜ!!」
ザイバックが王都から戻ってきたらしい。にしてもこんな早朝から随分と元気な事だ……。
「ザイバック……元気だな…。」
「おう!それだけが取り柄だぜ♪」
屈託なく言うとガハハと豪快にザイバックは笑った。
「で、どうだった?」
「あ?ああ、報告か……なぁに、バッチシよ!国王曰く、更なる進展を期待しているぞ。だってよ!」
「そうか……。」
私はホッと胸を撫で下ろした。これで、とりあえずは誤魔化せたワケだ。
「次の報告は?」
「えーっと……一ヶ月後だ!」
一ヶ月後……それまでにシャルが異世界から来た人間だという確固たる証拠を集めないと……。それに【静寂の巫女】の事も、【レイヴァン】の事も……知識にはあるものの、他人に信用させるまでには至っていない。何とか決定的な証拠を見つけないと………。そうだ、ザイバックが報告に行ってから起きた事を言わなければ……。私が人を殺めたと聞いたら、どんな顔をするんだろうか?……自嘲気味に笑うと、私はザイバック不在の間の出来事を洗いざらい話した。
「ふ〜ん……つまり、お前にゃもう一人、人間が潜んでるんだな?」
「そう、しかも…人間と化け物のハーフだ。」
「そして異世界の人間には、俺達の世界の人間を下等動物だと思ってる連中もいると……。」
「そう、私が実際に下等動物扱いされてる……。」
「で、お前はそれが悔しかった。エルバートって奴に少なからず憎しみを抱いた。そしたら、レイヴァンが覚醒して、後はエルバートを塵にしちまった……。」
「そうなんだ……奴の言う事によれば、私がシャルを庇ったり、身元引き受けを願い出たのも、レイヴァンの意思みたいなんだ。」
「シャルは【静寂の巫女】っていうギエルハイムにゃ無くてはならない存在で、レイヴァンはシャルを化け物から守る戦士。」
「そして、シャルが何故この世界に遣って来たか、それは閉じてしまったゲートを開く為。ゲートによってもたらされていた幸福の力……それは争いの少ないアウヴァニアだからこそ存在する力で、化け物の好む混沌の力を中和させる力を持っている。ゲートが閉じている今、幸福の力は供給されず、ギエルハイムは混沌が支配しようとしている……。シャルにも幸福の力同様の能力があるが、混沌の力が膨大な為に、制御が効かなくなった。」
「で、俺達は、それを手伝う……。」
「そういうことだ。」
暫し二人で黙り込んだ。いくらザイバックでも、これだけの話、信じるだろうか?
「……おっしゃ!!事情は大体分かったぜ!!そういうことなら、協力させてくれよ!」
変な心配は要らなかった様だ……。ま、ザイバックらしいか……。あれから一時間は話していたらしく、外には朝日が昇っていた。私とザイバックはグーッと背伸びをして誓いの握手を交わした。
「…すまないな。私の勝手な行動に付き合せてしまって。」
「イイって!気にすんなよ!俺とケイスの仲じゃねえか。今更一人で全部を背負い込もうなんて、言いっこなしだぜ!」
「分かった……。」
ザイバックの言葉に不覚にも感動してしまった。私はジンとする胸を冷ますために水を飲もうと執務室を出ようとした。が、その時
「ん〜朝から騒がしい声がするなぁ……ケイスなの?」
「!!!!エレンブラ!!」
そうだ!忘れてた!そもそも私は彼女から逃げてきたんじゃないか。しかも寝惚けてる所為か、その格好は下着姿のままだった。
何やら気配を後ろに感じ、振り返ると、ザイバックがニヤついていた。
「ほ〜、ケイス……お前も結構やり手だな♪あんな可愛い子をモノにするなんてよ!」
野卑な笑い声を上げると、私の肩をバンバンと叩いてエレンブラを凝視していた。
「へぇ〜……可愛い上に艶かしい……ナイスバディーだし……こんな子、辺境に居たっけか?」
「そ、それが……彼女、エレンブラ、なんだ。」
「へぇ〜…エレンブラねぇ……ってなにぃーーーー!!!!」
ザイバックと私は幼少期よりの腐れ縁で、当然エレンブラとも遊んだ仲なのだ。ザイバックの顔には普段の豪快さは消え失せ、まるで怯える子供の様にうろたえている。
「だって、アイツは…男だろ?」
「それが、私達の勘違いだったらしいんだ。彼女は昔から男っぽく育てられてたらしい……だからだよ。」
何やら納得したように手をポンと叩くと、ザイバックは懐かしそうにエレンブラを眺めた。
「へぇー、エレンブラ、随分と見ない間にこんなセクシーになりやがって……。」
「ま、まぁ10年以上も会ってなかったからね。」
「あれ?ザイバック?……うわーー!久し振りだね♪」
「お?おお、しっかし、お前、なんちゅう格好してんだよ!」
「ふぇ?………!!いっ。」
「いっ?!」
…
「狼狽」〜第七章〜余韻
2004年8月25日 連載あれから一週間が過ぎた。私もシャルも漸く心を落ち着け、今までの様に平静に会話できるまでに精神的にも回復した。レイヴァンもあれから一度も覚醒することは無い……。私はレイヴァンを受け入れてしまった。その所為でエルバートは……。ブンブンと頭を振ると私は胸の苦しさを払った。
「ふぅ……気を紛らわせないと……そうだ。書類の山に目を通しておくか……。」
私は机の上に山積みになっている書類に軽く目を通し、余程の重要書類でないものにはサインをしていった。
「ケイス。入ってもいい?」
不意にドアの向こうからシャルの声が聞こえた。私は書類へサインをしながら素っ気無く応えた。
「ああ、どうぞ。」
「失礼します……。お仕事中…だったみたいだね…。」
何やら気まずそうに話し掛けてくるシャル。まぁ、無理も無いか……俺は、例えレイヴァンの意思が強かったにしても、エルバートを、シャルの仲間を殺めてしまった事に変わりは無いんだ。
それも、骨すら残らない塵にして……。私が一人で居た堪れない罪悪感に胸を詰まらせていると、それを察したのかシャルが笑顔で私に声を掛けた。
「ケイスは、気にしなくていいよ。………あれはレイヴァンがやったことなんだから……。それに、私ね、エルバートとはそんなに仲、良くなかったから……。逆に、軽蔑してたくらいだから……。私……ケイスが侮辱された時は本当に悔しかったし、エルバートが憎かった。私の友達に、下等動物なんて………。」
シャルの瞳に憎しみの色が浮かんだ。
「こんな…事、言うのは間違ってると思うんだけど……私、正直、レイヴァンに感謝してる……。」
「え?!」
私は思わず席を立った。シャルの言っている意味が一瞬飲み込めなかった。でも、彼女はエルバートが私に斬られている時、確かに悲鳴を上げたはず……いや、よそう。こんな事は忘れた方が良いんだ………。私は深呼吸をすると、席に着いた。
「止めよう、こんな話は…。過ぎた事を言っててもしょうがないよ。それよりも、今は先を考えなきゃ。」
「そう……だね。」
シャルの顔に再び笑顔が戻った。そう、それでいいんだ。私がエルバートを殺した事は紛れも無い事実だが、それに何時までも固執して自分を叱咤していても何の解決にもならない。私が、レイヴァンを制御する事が、二度と同じ様な過ちを繰り返さない事が、せめてもの罪償いになる……そう勝手に解釈してから、私はシャルに笑顔で応えた。
「さて、ザイバックが戻るまでには少なくともあと三日は掛かる。どうするかな?」
カルナムールから王都までは2000kmもの道のりがある。【高速艇】を使っても四日は掛かる。王に報告する手間隙を考慮すれば、まぁ往復で10日は掛かるな……。
「……イス!……ケイス!」
シャルの声にハッと物思いに耽っていた意識が戻ってくる。どうやら何度も呼ばれていたらしい。顔には明らかに不服そうな表情が浮かんでいる。
「あ、ああ……何だい?」
「何だい?じゃないよ!誰かお客さんが見えてるよ。」
ん?お客?……今日は別段、約束はしていないはず……私は怪訝に思いながら、扉の前に佇む人を見遣った。
「久し振りだね!ケイス!」
はて……?扉の前には、透き通る様な白い肌に艶やかに光沢を放つ漆黒の長髪。紅いルージュが引いてある唇は何とも色っぽく、顔もスタイルも抜群に良い……。私はこんな女性と知り合いだったかな?……記憶を辿ってみるも全く覚えが無い……。
「あのぉ……どちらさまで……?」
恐る恐る聞くと、その女性はプーっと頬をふくらませ、まるで子供の様に拗ねた。
「酷いなぁ……ボクの事、忘れたの?……。」
ん?ボク?……彼女の一人称にふと、懐かしさが蘇った。確か、子供の頃……。
「ま、まさか!!【エレンブラ】?!」
思い出した!!幼少時代に、仲が良かった男の子がいたんだ!自分の事をボクと呼んで、怒ると頬を膨らませて……ってあれ?エレンブラは男のハズ……。
「どうしたのさ?ケイス。随分ビックリしてるね。」
「い、いや、だって……何て格好してるんだ?!エレンブラ。」
「あ、ああ……これね。エヘ……自分でも恥ずかしいんだ。今まで男の子みたいに振舞ってたから、こういう女の格好なんてあんまししたこと無くて……。」
「へ?エレンブラって女だったのかい?……。」
何とも情けなく上擦った声で私は放心気味に言った。
「えー?!今まで気付かなかったの?ボク、ショックだな…。昔約束したじゃないか!ボクは君の許婚になるって……。」
顔が上気したエレンブラはモジモジと体を捩ってコチラを見ている。
「そ、それは……冗談かなにかだと………。」
「ヒッドーーーイ!ボクは本気だったんだよ?!」
またプーッと頬を膨らませてエレンブラは怒った。この顔だけは昔懐かしい顔だった。にしても、まさかエレンブラが女性だったとは……確かに綺麗な顔だとは思っていたけど……許婚…か……!!!!い、許婚??!
「まさか、エレンブラ……君が来た目的って言うのは……。」
「そうだよ!ボクはケイスの妻になるんだから、一緒に居たいの!」
「お、おいおい……いきなりそんな事言われても……今まで友達だと思ってたから……。」
「うぅ〜ん!ケイスのイジワル〜!」
モジモジと体をくねらせて潤んだ瞳で哀願するようにコチラを見ているエレンブラに思わずドキっとしてしまった。……色っぽいな……エレンブラの胸元を見れば二つの大きな膨らみがある。やっぱり、エレンブラは女性なんだな……。漸く納得出来た私はドッと襲ってきた疲れに溜息を吐いた。
「分かったよ……エレンブラ。部屋は空いてる所を自由に使っていいから。」
「いやだ!!ボクはケイスのお嫁さんになるんだから、一緒の部屋がいい!」
「な!!?そんな……。」
思わず私は赤面してしまった。……いくら友達だったとはいえ、こんな綺麗で艶かしいエレンブラと一緒に寝たら……。私は妄想を必死に掻き消すと、平静を装って見せた。
「で、でも……。」
「いやだ!ボクは絶対ケイスと一緒に寝るんだ!!」
「あ、あの、それじゃ私…部屋に戻るね……。」
気まずそうに退席するシャルの後姿に助けを求めながらも、それを一向に気にする気配も無くエレンブラはそのたわわな胸を私の腕に摺り寄せて甘えてきた。
「ねえ、ケイス……。ちょっと散歩しようよ。ボク、ケイスとお話がしたいな。」
ニコッと微笑んだエレンブラはとても可愛らしくて、私は断りきれなかった。………コイツは本当に私の友だった人間なのか?……って私が勝手に男と勘違いしてただけなんだろうが……。はぁ、と大きく溜息を吐くと、私はエレンブラに腕を組まれて散歩へと連れて行かれた。迷惑な気もするが、何だかエレンブラを見ると、心が落ち着いた。あの事も忘れられた。それに、彼女は私を好いてくれている。多少強引な気もするが悪い気分ではない。そう自分を納得させて、私は沈み行く夕陽に微笑掛けていた………。
「ふぅ……気を紛らわせないと……そうだ。書類の山に目を通しておくか……。」
私は机の上に山積みになっている書類に軽く目を通し、余程の重要書類でないものにはサインをしていった。
「ケイス。入ってもいい?」
不意にドアの向こうからシャルの声が聞こえた。私は書類へサインをしながら素っ気無く応えた。
「ああ、どうぞ。」
「失礼します……。お仕事中…だったみたいだね…。」
何やら気まずそうに話し掛けてくるシャル。まぁ、無理も無いか……俺は、例えレイヴァンの意思が強かったにしても、エルバートを、シャルの仲間を殺めてしまった事に変わりは無いんだ。
それも、骨すら残らない塵にして……。私が一人で居た堪れない罪悪感に胸を詰まらせていると、それを察したのかシャルが笑顔で私に声を掛けた。
「ケイスは、気にしなくていいよ。………あれはレイヴァンがやったことなんだから……。それに、私ね、エルバートとはそんなに仲、良くなかったから……。逆に、軽蔑してたくらいだから……。私……ケイスが侮辱された時は本当に悔しかったし、エルバートが憎かった。私の友達に、下等動物なんて………。」
シャルの瞳に憎しみの色が浮かんだ。
「こんな…事、言うのは間違ってると思うんだけど……私、正直、レイヴァンに感謝してる……。」
「え?!」
私は思わず席を立った。シャルの言っている意味が一瞬飲み込めなかった。でも、彼女はエルバートが私に斬られている時、確かに悲鳴を上げたはず……いや、よそう。こんな事は忘れた方が良いんだ………。私は深呼吸をすると、席に着いた。
「止めよう、こんな話は…。過ぎた事を言っててもしょうがないよ。それよりも、今は先を考えなきゃ。」
「そう……だね。」
シャルの顔に再び笑顔が戻った。そう、それでいいんだ。私がエルバートを殺した事は紛れも無い事実だが、それに何時までも固執して自分を叱咤していても何の解決にもならない。私が、レイヴァンを制御する事が、二度と同じ様な過ちを繰り返さない事が、せめてもの罪償いになる……そう勝手に解釈してから、私はシャルに笑顔で応えた。
「さて、ザイバックが戻るまでには少なくともあと三日は掛かる。どうするかな?」
カルナムールから王都までは2000kmもの道のりがある。【高速艇】を使っても四日は掛かる。王に報告する手間隙を考慮すれば、まぁ往復で10日は掛かるな……。
「……イス!……ケイス!」
シャルの声にハッと物思いに耽っていた意識が戻ってくる。どうやら何度も呼ばれていたらしい。顔には明らかに不服そうな表情が浮かんでいる。
「あ、ああ……何だい?」
「何だい?じゃないよ!誰かお客さんが見えてるよ。」
ん?お客?……今日は別段、約束はしていないはず……私は怪訝に思いながら、扉の前に佇む人を見遣った。
「久し振りだね!ケイス!」
はて……?扉の前には、透き通る様な白い肌に艶やかに光沢を放つ漆黒の長髪。紅いルージュが引いてある唇は何とも色っぽく、顔もスタイルも抜群に良い……。私はこんな女性と知り合いだったかな?……記憶を辿ってみるも全く覚えが無い……。
「あのぉ……どちらさまで……?」
恐る恐る聞くと、その女性はプーっと頬をふくらませ、まるで子供の様に拗ねた。
「酷いなぁ……ボクの事、忘れたの?……。」
ん?ボク?……彼女の一人称にふと、懐かしさが蘇った。確か、子供の頃……。
「ま、まさか!!【エレンブラ】?!」
思い出した!!幼少時代に、仲が良かった男の子がいたんだ!自分の事をボクと呼んで、怒ると頬を膨らませて……ってあれ?エレンブラは男のハズ……。
「どうしたのさ?ケイス。随分ビックリしてるね。」
「い、いや、だって……何て格好してるんだ?!エレンブラ。」
「あ、ああ……これね。エヘ……自分でも恥ずかしいんだ。今まで男の子みたいに振舞ってたから、こういう女の格好なんてあんまししたこと無くて……。」
「へ?エレンブラって女だったのかい?……。」
何とも情けなく上擦った声で私は放心気味に言った。
「えー?!今まで気付かなかったの?ボク、ショックだな…。昔約束したじゃないか!ボクは君の許婚になるって……。」
顔が上気したエレンブラはモジモジと体を捩ってコチラを見ている。
「そ、それは……冗談かなにかだと………。」
「ヒッドーーーイ!ボクは本気だったんだよ?!」
またプーッと頬を膨らませてエレンブラは怒った。この顔だけは昔懐かしい顔だった。にしても、まさかエレンブラが女性だったとは……確かに綺麗な顔だとは思っていたけど……許婚…か……!!!!い、許婚??!
「まさか、エレンブラ……君が来た目的って言うのは……。」
「そうだよ!ボクはケイスの妻になるんだから、一緒に居たいの!」
「お、おいおい……いきなりそんな事言われても……今まで友達だと思ってたから……。」
「うぅ〜ん!ケイスのイジワル〜!」
モジモジと体をくねらせて潤んだ瞳で哀願するようにコチラを見ているエレンブラに思わずドキっとしてしまった。……色っぽいな……エレンブラの胸元を見れば二つの大きな膨らみがある。やっぱり、エレンブラは女性なんだな……。漸く納得出来た私はドッと襲ってきた疲れに溜息を吐いた。
「分かったよ……エレンブラ。部屋は空いてる所を自由に使っていいから。」
「いやだ!!ボクはケイスのお嫁さんになるんだから、一緒の部屋がいい!」
「な!!?そんな……。」
思わず私は赤面してしまった。……いくら友達だったとはいえ、こんな綺麗で艶かしいエレンブラと一緒に寝たら……。私は妄想を必死に掻き消すと、平静を装って見せた。
「で、でも……。」
「いやだ!ボクは絶対ケイスと一緒に寝るんだ!!」
「あ、あの、それじゃ私…部屋に戻るね……。」
気まずそうに退席するシャルの後姿に助けを求めながらも、それを一向に気にする気配も無くエレンブラはそのたわわな胸を私の腕に摺り寄せて甘えてきた。
「ねえ、ケイス……。ちょっと散歩しようよ。ボク、ケイスとお話がしたいな。」
ニコッと微笑んだエレンブラはとても可愛らしくて、私は断りきれなかった。………コイツは本当に私の友だった人間なのか?……って私が勝手に男と勘違いしてただけなんだろうが……。はぁ、と大きく溜息を吐くと、私はエレンブラに腕を組まれて散歩へと連れて行かれた。迷惑な気もするが、何だかエレンブラを見ると、心が落ち着いた。あの事も忘れられた。それに、彼女は私を好いてくれている。多少強引な気もするが悪い気分ではない。そう自分を納得させて、私は沈み行く夕陽に微笑掛けていた………。
月姫パロ第四弾「恋愛シチュエーションゲーム」 レン編
2004年8月24日 日常うう……こう大胆な事をされちゃ思春期の遠野 志貴の理性は保てないな……。一人愚痴っては次の挑戦者を選んでいる俺がいる。
志貴「そ、そうだな………。」
今琥珀さんやアルクエイド、シエル先輩やシオンはマズイな。この四人は間違いなく俺と………。必死にあらぬ妄想を振り払い、気分を落ち着けるためにもレンを選ぶ事にした。
志貴「それじゃぁ……レン!」
レン「………!」
レンはピクッと体を強張らせた。が、その表情は嬉しそうに綻んでいた。
志貴「おいで、レン。」
レンを呼ぶと、レンはタタタッと軽快に駆けて来て、俺の膝にヒョイと飛び乗った。ポフっという軽い感触が俺の太ももに伝わった。
弓塚「ああ〜、イイなぁ……。」
俺はレンの脇の下から手を回して、レンを抱き寄せた。何ていうんだろう……レンはぬいぐるみみたいで凄く癒される。
志貴「レンは、俺をドキドキさせるのかな?」
レン「…!!」
レンはフルフルと首を横に振って、その蒼くて綺麗な長髪をサラサラと揺らした。その仕草がまたたまらなく可愛らしい。俺はレンを抱いている手にキュッと力を入れてレンの暖かさに和んでいた。
志貴「そっか、レンは俺と一緒に居たかっただけなんだね?」
レン「…………コクリ」
恥ずかしそうに頷くレンは何て言うか、目に入れても痛くない程可愛らしかった。
アルク「あんなに優しい志貴、見たこと無いなあ……。」
物欲しそうに指を加えてその光景を見ているアルクエイド…・・・。アイツがあんな顔してるの見た事なかったなぁ……若干のしてやったり感に充足しながら、俺はレンの頭を撫でた。
志貴「レン…今度、ケーキを一緒に食べようか?」
レン「………コクリ」
嬉しそうに微笑んだレンを見て、俺はとても満足した。何だか自分に娘が出来たみたいで、ドキドキというよりも、守ってやりたいって気持ちのほうが強かった。レンは暫く俺を見ていたが、途中で首がカクッと落ちた。
志貴「レン?………ハハ、寝ちゃったんだな。」
レン「スースー……。」
可愛い寝息を立ててレンは眠ってしまった。とても可愛い奴だ。
俺はレンをベンチに寝かすと大きく背伸びをした。
琥珀「あらら、ウフフ♪レンちゃんったら眠くなったのね?」
琥珀さんはレンを抱きかかえると、
琥珀「それじゃちょっと私はレンちゃんをお屋敷まで連れて行きますので、暫く自由にしていて下さい。」
と言って、スタスタとレンを屋敷に連れて行った。ん〜やっぱり琥珀さんは母親の様に暖かいなぁ……レンも俺の心を癒してくれたし♪……。一人で充実感に浸っていると、残った女性陣は俺が居るのもお構い無しに何やら話し込んでいた。
シエル「随分と遠野君の表情が綻んでいました。」
アルク「レンは小さくって、プニプニしてて可愛いもんねぇ。志貴って意外とロリコンなのかも?」
弓塚「そ、そんな事無いですよ。きっとレンちゃんの事が妹みたく思えたんですよ……。」
翡翠「………。」
秋葉「それじゃ私はどうなるんですか?私は正式な妹なのに、あんな事された覚えがありませんけど。」
アルク「だって、秋葉はもう立派な女性じゃない。それとも、あんな事、されたいの?膝の上に乗って、後ろから抱きかかえられて……ってそれもイイかもね♪」
秋葉「あなたなんかには兄は渡しませんよ!」
シエル「こうなったら……女の魅力全開で挑むしかなさそうですね。」
シオン「志貴の体に最初に抱かれるのは私です。」
志貴「お、おーい……ムチャクチャな事を言うなよ。」
レンに癒されたのも束の間だった。残った女性陣は確実に俺に抱かれるつもりでいる……。穴があったら是非!!入りたいよ……嘆いても仕方の無い事だが、理性を留めるためには嘆かずにはいられなかった。……この状況を嬉しいと思ったが最後、俺は大変な事をしそうだ。せめて今の会話やこれからの状況に嫌気を持たせることで、理性を保っていた。……果たして俺は一体どうなるのだろうか…………。
To be continue……
志貴「そ、そうだな………。」
今琥珀さんやアルクエイド、シエル先輩やシオンはマズイな。この四人は間違いなく俺と………。必死にあらぬ妄想を振り払い、気分を落ち着けるためにもレンを選ぶ事にした。
志貴「それじゃぁ……レン!」
レン「………!」
レンはピクッと体を強張らせた。が、その表情は嬉しそうに綻んでいた。
志貴「おいで、レン。」
レンを呼ぶと、レンはタタタッと軽快に駆けて来て、俺の膝にヒョイと飛び乗った。ポフっという軽い感触が俺の太ももに伝わった。
弓塚「ああ〜、イイなぁ……。」
俺はレンの脇の下から手を回して、レンを抱き寄せた。何ていうんだろう……レンはぬいぐるみみたいで凄く癒される。
志貴「レンは、俺をドキドキさせるのかな?」
レン「…!!」
レンはフルフルと首を横に振って、その蒼くて綺麗な長髪をサラサラと揺らした。その仕草がまたたまらなく可愛らしい。俺はレンを抱いている手にキュッと力を入れてレンの暖かさに和んでいた。
志貴「そっか、レンは俺と一緒に居たかっただけなんだね?」
レン「…………コクリ」
恥ずかしそうに頷くレンは何て言うか、目に入れても痛くない程可愛らしかった。
アルク「あんなに優しい志貴、見たこと無いなあ……。」
物欲しそうに指を加えてその光景を見ているアルクエイド…・・・。アイツがあんな顔してるの見た事なかったなぁ……若干のしてやったり感に充足しながら、俺はレンの頭を撫でた。
志貴「レン…今度、ケーキを一緒に食べようか?」
レン「………コクリ」
嬉しそうに微笑んだレンを見て、俺はとても満足した。何だか自分に娘が出来たみたいで、ドキドキというよりも、守ってやりたいって気持ちのほうが強かった。レンは暫く俺を見ていたが、途中で首がカクッと落ちた。
志貴「レン?………ハハ、寝ちゃったんだな。」
レン「スースー……。」
可愛い寝息を立ててレンは眠ってしまった。とても可愛い奴だ。
俺はレンをベンチに寝かすと大きく背伸びをした。
琥珀「あらら、ウフフ♪レンちゃんったら眠くなったのね?」
琥珀さんはレンを抱きかかえると、
琥珀「それじゃちょっと私はレンちゃんをお屋敷まで連れて行きますので、暫く自由にしていて下さい。」
と言って、スタスタとレンを屋敷に連れて行った。ん〜やっぱり琥珀さんは母親の様に暖かいなぁ……レンも俺の心を癒してくれたし♪……。一人で充実感に浸っていると、残った女性陣は俺が居るのもお構い無しに何やら話し込んでいた。
シエル「随分と遠野君の表情が綻んでいました。」
アルク「レンは小さくって、プニプニしてて可愛いもんねぇ。志貴って意外とロリコンなのかも?」
弓塚「そ、そんな事無いですよ。きっとレンちゃんの事が妹みたく思えたんですよ……。」
翡翠「………。」
秋葉「それじゃ私はどうなるんですか?私は正式な妹なのに、あんな事された覚えがありませんけど。」
アルク「だって、秋葉はもう立派な女性じゃない。それとも、あんな事、されたいの?膝の上に乗って、後ろから抱きかかえられて……ってそれもイイかもね♪」
秋葉「あなたなんかには兄は渡しませんよ!」
シエル「こうなったら……女の魅力全開で挑むしかなさそうですね。」
シオン「志貴の体に最初に抱かれるのは私です。」
志貴「お、おーい……ムチャクチャな事を言うなよ。」
レンに癒されたのも束の間だった。残った女性陣は確実に俺に抱かれるつもりでいる……。穴があったら是非!!入りたいよ……嘆いても仕方の無い事だが、理性を留めるためには嘆かずにはいられなかった。……この状況を嬉しいと思ったが最後、俺は大変な事をしそうだ。せめて今の会話やこれからの状況に嫌気を持たせることで、理性を保っていた。……果たして俺は一体どうなるのだろうか…………。
To be continue……
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月姫パロ第三弾「恋愛シチュエーションゲーム」 弓塚編
2004年8月24日 日常志貴「さてと………。」
次の挑戦者だが、今アルクやシエル先輩を指名すれば過ちを犯しそうだから……そうだ、弓塚がイイな。同じクラスメイトであるにも関わらずあまり喋っていない様な気がするし、同級生の素顔を知るいい機会だ。そう勝手に解釈を入れて俺は弓塚を指名した。
志貴「それじゃ……弓塚、イイかな?」
弓塚「え!?わ、私?……ヤダ、どうしよ……もうドキドキしてきた。」
なんていうか。こう……弓塚は見た目で言えば可愛い。性格も俺が知る限りでは優しくて愛嬌があって、俺自身、身近にこんな子がいるのに会話をあまり交わしていないのが不思議なくらいだ。
琥珀「じゃあ、さっちんはどんなシチュエーション?」
志貴「さ、さっちん?」
琥珀「あら?弓塚 さつきだからさっちんですよ♪」
さも当たり前と言った風に琥珀さんが笑顔を向けた。ま、いいか……。
弓塚「えっと……遠野くんが眠くなって、私に膝枕をさせて……私が寝かしつけるっていう……。」
志貴「い!?膝枕??俺が、弓塚に膝枕をしてもらうの??」
弓塚「う、うん……迷惑……かな?」
弓塚の寂しそうな表情を見ると咽まで出掛かった「無理だよ」はスッと消えてしまった。そうだ。彼女だって死ぬほど恥ずかしいんじゃないか。それを俺が今更恥ずかしがってどうする!志貴!
俺は自分に意味不明な納得を促すと、イソイソとベンチに再び座った。
琥珀「それじゃ☆すたーと♪」
志貴「な、なぁ、今日は疲れたね。久々に休日に運動したもんだから、クタクタだよ。」
何とか自然体を取り繕うが、やっぱり胸のドキドキは全く治まらない。それどころか、これから弓塚の膝に頭を持っていくかと思うと、心臓は爆発しそうなくらい暴れ回っていた。
弓塚「そ、そうだね……あ、あのさ、遠野くんって……膝枕……好き?」
志貴「好きかって聞かれても……された事…な、ないしさ。」
俺も弓塚も傍から見て分かるほど動揺していた。俺も体が熱くなってるのが分かる。弓塚に視線を遣れば頬を上気させてモジモジしている。……ん?そう言えば……弓塚って制服じゃないか!スカートはお世辞にも長いとは言えない……つまり……生足が………。
弓塚「ね、ねえ……そんなに疲れたのなら……わ、私が膝枕してあげる……。」
志貴「!!!」
ドクンッ・ドクンッ……心臓の拍動が激しさを増した。くそ…生足の事さえ気付かなければもっと自然体だったろうに……少し自分の下心に毒づいて平静を取り戻そうとしたが、健闘虚しく余計に生足を意識させる結果となった。
志貴「じゃ、じゃあ……好意に甘えて……。」
弓塚「あ……。」
弓塚の露になっている柔らかい太ももに頭を乗せる……。甘い香りがふわっと鼻腔をくすぐった。弓塚の顔に視線をやれば、恥ずかしそうに、だがどこか恍惚な表情で俺に微笑みかけている。……可愛い。そんな事を思っていると、弓塚の手が俺の髪を触った。柔らかくて暖かい弓塚の体温を頭に感じながら俺は正直、理性を失っても構わない所まで本能が支配し始めていた。
志貴「弓塚って甘くてイイ香りがするんだな。でも、ホントに良いのか?……その、……スカートの中が見えちゃうんじゃないか?」
本能が命令するままに俺は少しイジワルな質問を弓塚に投げた。
弓塚「あ………い、いいよ……遠野くんになら……みせてもいいよ………。」
ゴク……思わず生唾を飲み込んでしまった。てことは……俺が望めば弓塚はスカートを捲ってくれるっていうのか?………。俺は完全に理性を失い掛けていた。
志貴「…………弓塚、俺の胸を触ってみて……。」
俺は突き動かされる黒い炎を掻き消すように弓塚の手を握り、胸に当てた。
弓塚「!……遠野くん……すごい……ドキドキが……すごいよ。」
フッと艶っぽく弓塚は笑うと突然に俺に覆いかぶさった。
志貴「−−−−−−−−っ!!」
唇と唇が触れ合った、いや、確実に重なった。鼻に甘い香りが、口には甘酸っぱい味が………。ヤバイ、今度こそ本当にヤバイ!!このまま弓塚を抱き寄せれば……駄目だ志貴!!皆見てる。必死に理性を保とうと皆の方に視線を遣ると、
琥珀「あぁ………すごい……。」
翡翠「大胆………。」
アルク「うわ〜志貴、理性保てるかな?」
シエル「まさかここまで彼女がレベルが高いとは…。」
レン「…………。」
秋葉「そんな……なんてイヤラシイ……。」
何だかんだ言ってるけど、一概にしてこの状況に興味津々である。秋葉なら怒って止めるかと思いきや、顔を上気させて見入っている……。誰か止めないとホントに………。
弓塚「遠野くん……んふぅ……ん…。」
弓塚は更に口を深く付けると、舌を入れてきた。
志貴「−−−!!」
思わず体が強張ってしまったが、舌の絡み合う心地良さに力が抜けていった。ほんとにヤバイ……もう、抱きたくて仕方ない。このまま見られてもイイ。最後まで………。そう思い黒い欲望に身を委ねようとしたその時、ある声に理性を取り戻した。
シオン「こんなところで、志貴は何をやっているんですか?」
志貴&弓塚「うわーーー!!」
そう、声の主はシオンだった。かなり焦ったけど、まぁ、助かった……。多分シオンが来てくれなかったら、俺は弓塚と結ばれてた……。そう思うとシオンが女神に見えて来た。思わずシオンの手を握ると俺は感謝していた。
志貴「シオン!よく来てくれた!!」
シオン「??…な、何の事を言ってるんですか?志貴…落ち着いてください。」
琥珀「ああ〜ん☆もう少しで志貴さんのとんでもない姿を拝見出来たのにぃ……。」
琥珀さんの心底残念そうな顔……あの人は最後までヤラせるつもりだったらしい……。
アルク「まぁまぁ……じゃこれでさっちんもお終いね♪」
弓塚「ハァハァ……緊張したぁ……でも、進展があって嬉しかったぁ……。」
ちょっと嬉しい言葉を弓塚の口から聞いた。が、それは直ぐに掻き消された。
琥珀「そうだ!シオンさん!ちょっとコッチへ……ゴニョゴニョ……。」
志貴「何か嫌な予感が……。」
シオン「えーーー!!?そんなハレンチな事を…ですか?……分かりました……志貴が懸かっているなら……。」
志貴「あの……琥珀さん?」
琥珀「それじゃ♪シオンさんも加えて、次の挑戦者をお願いします☆志貴さん!」
………二人目にしてかなり理性を失いかけてしまった。アルクやシエル先輩の闘志は更に燃えてる事だろうし……俺、本当に誰かと………そんな事を悶々と考えながらも俺は次の挑戦者を選ぶことにした………。
To be continue……
次の挑戦者だが、今アルクやシエル先輩を指名すれば過ちを犯しそうだから……そうだ、弓塚がイイな。同じクラスメイトであるにも関わらずあまり喋っていない様な気がするし、同級生の素顔を知るいい機会だ。そう勝手に解釈を入れて俺は弓塚を指名した。
志貴「それじゃ……弓塚、イイかな?」
弓塚「え!?わ、私?……ヤダ、どうしよ……もうドキドキしてきた。」
なんていうか。こう……弓塚は見た目で言えば可愛い。性格も俺が知る限りでは優しくて愛嬌があって、俺自身、身近にこんな子がいるのに会話をあまり交わしていないのが不思議なくらいだ。
琥珀「じゃあ、さっちんはどんなシチュエーション?」
志貴「さ、さっちん?」
琥珀「あら?弓塚 さつきだからさっちんですよ♪」
さも当たり前と言った風に琥珀さんが笑顔を向けた。ま、いいか……。
弓塚「えっと……遠野くんが眠くなって、私に膝枕をさせて……私が寝かしつけるっていう……。」
志貴「い!?膝枕??俺が、弓塚に膝枕をしてもらうの??」
弓塚「う、うん……迷惑……かな?」
弓塚の寂しそうな表情を見ると咽まで出掛かった「無理だよ」はスッと消えてしまった。そうだ。彼女だって死ぬほど恥ずかしいんじゃないか。それを俺が今更恥ずかしがってどうする!志貴!
俺は自分に意味不明な納得を促すと、イソイソとベンチに再び座った。
琥珀「それじゃ☆すたーと♪」
志貴「な、なぁ、今日は疲れたね。久々に休日に運動したもんだから、クタクタだよ。」
何とか自然体を取り繕うが、やっぱり胸のドキドキは全く治まらない。それどころか、これから弓塚の膝に頭を持っていくかと思うと、心臓は爆発しそうなくらい暴れ回っていた。
弓塚「そ、そうだね……あ、あのさ、遠野くんって……膝枕……好き?」
志貴「好きかって聞かれても……された事…な、ないしさ。」
俺も弓塚も傍から見て分かるほど動揺していた。俺も体が熱くなってるのが分かる。弓塚に視線を遣れば頬を上気させてモジモジしている。……ん?そう言えば……弓塚って制服じゃないか!スカートはお世辞にも長いとは言えない……つまり……生足が………。
弓塚「ね、ねえ……そんなに疲れたのなら……わ、私が膝枕してあげる……。」
志貴「!!!」
ドクンッ・ドクンッ……心臓の拍動が激しさを増した。くそ…生足の事さえ気付かなければもっと自然体だったろうに……少し自分の下心に毒づいて平静を取り戻そうとしたが、健闘虚しく余計に生足を意識させる結果となった。
志貴「じゃ、じゃあ……好意に甘えて……。」
弓塚「あ……。」
弓塚の露になっている柔らかい太ももに頭を乗せる……。甘い香りがふわっと鼻腔をくすぐった。弓塚の顔に視線をやれば、恥ずかしそうに、だがどこか恍惚な表情で俺に微笑みかけている。……可愛い。そんな事を思っていると、弓塚の手が俺の髪を触った。柔らかくて暖かい弓塚の体温を頭に感じながら俺は正直、理性を失っても構わない所まで本能が支配し始めていた。
志貴「弓塚って甘くてイイ香りがするんだな。でも、ホントに良いのか?……その、……スカートの中が見えちゃうんじゃないか?」
本能が命令するままに俺は少しイジワルな質問を弓塚に投げた。
弓塚「あ………い、いいよ……遠野くんになら……みせてもいいよ………。」
ゴク……思わず生唾を飲み込んでしまった。てことは……俺が望めば弓塚はスカートを捲ってくれるっていうのか?………。俺は完全に理性を失い掛けていた。
志貴「…………弓塚、俺の胸を触ってみて……。」
俺は突き動かされる黒い炎を掻き消すように弓塚の手を握り、胸に当てた。
弓塚「!……遠野くん……すごい……ドキドキが……すごいよ。」
フッと艶っぽく弓塚は笑うと突然に俺に覆いかぶさった。
志貴「−−−−−−−−っ!!」
唇と唇が触れ合った、いや、確実に重なった。鼻に甘い香りが、口には甘酸っぱい味が………。ヤバイ、今度こそ本当にヤバイ!!このまま弓塚を抱き寄せれば……駄目だ志貴!!皆見てる。必死に理性を保とうと皆の方に視線を遣ると、
琥珀「あぁ………すごい……。」
翡翠「大胆………。」
アルク「うわ〜志貴、理性保てるかな?」
シエル「まさかここまで彼女がレベルが高いとは…。」
レン「…………。」
秋葉「そんな……なんてイヤラシイ……。」
何だかんだ言ってるけど、一概にしてこの状況に興味津々である。秋葉なら怒って止めるかと思いきや、顔を上気させて見入っている……。誰か止めないとホントに………。
弓塚「遠野くん……んふぅ……ん…。」
弓塚は更に口を深く付けると、舌を入れてきた。
志貴「−−−!!」
思わず体が強張ってしまったが、舌の絡み合う心地良さに力が抜けていった。ほんとにヤバイ……もう、抱きたくて仕方ない。このまま見られてもイイ。最後まで………。そう思い黒い欲望に身を委ねようとしたその時、ある声に理性を取り戻した。
シオン「こんなところで、志貴は何をやっているんですか?」
志貴&弓塚「うわーーー!!」
そう、声の主はシオンだった。かなり焦ったけど、まぁ、助かった……。多分シオンが来てくれなかったら、俺は弓塚と結ばれてた……。そう思うとシオンが女神に見えて来た。思わずシオンの手を握ると俺は感謝していた。
志貴「シオン!よく来てくれた!!」
シオン「??…な、何の事を言ってるんですか?志貴…落ち着いてください。」
琥珀「ああ〜ん☆もう少しで志貴さんのとんでもない姿を拝見出来たのにぃ……。」
琥珀さんの心底残念そうな顔……あの人は最後までヤラせるつもりだったらしい……。
アルク「まぁまぁ……じゃこれでさっちんもお終いね♪」
弓塚「ハァハァ……緊張したぁ……でも、進展があって嬉しかったぁ……。」
ちょっと嬉しい言葉を弓塚の口から聞いた。が、それは直ぐに掻き消された。
琥珀「そうだ!シオンさん!ちょっとコッチへ……ゴニョゴニョ……。」
志貴「何か嫌な予感が……。」
シオン「えーーー!!?そんなハレンチな事を…ですか?……分かりました……志貴が懸かっているなら……。」
志貴「あの……琥珀さん?」
琥珀「それじゃ♪シオンさんも加えて、次の挑戦者をお願いします☆志貴さん!」
………二人目にしてかなり理性を失いかけてしまった。アルクやシエル先輩の闘志は更に燃えてる事だろうし……俺、本当に誰かと………そんな事を悶々と考えながらも俺は次の挑戦者を選ぶことにした………。
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月姫パロ第二弾「恋愛シュミレーションゲーム」 翡翠編
2004年8月24日 日常俺は遠野 志貴。さっきまで家族や友人?と野球をしていたんだけど……琥珀さんのいつもの思い付きによって、とんでもない事になりそうだ……ま、男としては嬉しいと素直に喜ぶべきなんだろうけど………。
琥珀「じゃあ、シチュエーションは各自の好きな状況でイイです♪」
秋葉「じゃ、じゃあ最初の挑戦者は?」
秋葉は顔を真っ赤にしてる。ハハ、何だかんだキツイ事言うけど、やっぱりそこは女の子なんだなと微笑ましく思っていると、
琥珀「志貴さん!!ボーっとしていないで挑戦者を決めてください!!」
志貴「へ?俺が!?……自己推薦じゃないの?」
琥珀「だって、皆さん手を一斉に上げるんですよ?決められないじゃないですか…。」
……ま、まぁ確かにこのメンバーを見る限りじゃ翡翠とレン、それに弓塚以外は我が強いもんな……。さて、それじゃあ控えめな人から順に指名するか……。ってホントにこんなハーレム染みた事していいのか?なんて自己嫌疑を一応は働かせるも、俺は翡翠を指名した。
翡翠「あ!……私、で……すか?」
翡翠の顔はポーっと上気して、瞳に潤みが見て取れた。
志貴「う、うん……そんなに気にするなって。ゲームなんだから。」
翡翠「は、はい。」
一応納得したらしく、翡翠の顔に若干の平静が戻った。俺としてはもう少し翡翠の上気した顔を見て居たかったんだけど……これはゲームだし、それに……俺が理性を失ったら俺はゲームでの敗北者になるんだ…。変な決意を胸に抱いてゲームは幕を上げた。
琥珀「それじゃ、翡翠ちゃんはどんなシチュエーション?」
翡翠「え、えっと……私が志貴様のズボンにお茶を零してしまって……それを拭く……シチュエーションで……。」
何?!いきなりズボン絡みのシチュエーションだって?これはマズイ……もし変なトコに触れたら……俺は必死に頭に浮かんだ妄想を掻き消すと、ベンチに座った。
琥珀「それじゃぁ……よーい、すたーと☆」
志貴「い、いやあ野球で咽が渇いたなぁ……翡翠、すまないけどお茶をお願いできるかな?」
よし!あくまで自然に振舞ってるな。この調子で行けば大丈夫そうだ。
翡翠「は、はい………どうぞ……あっ!!」
バシャァ!……冷たい……ホントに零しちゃったみたいだ。予定外のリアルな状況に俺は思わず素のリアクションを取ってしまった。
志貴「うわぁ!!ちょ、翡翠……。」
翡翠も本当に零す気は無かったらしく、かなり焦っている。
翡翠「も、申し訳ありません!!今、お拭きしますから!!」
そう言うと翡翠はポケットに入っていたタオルを取り出し、俺のズボンを拭き始めた。柔らかい手の感触や温もりがタオルとズボン越しに伝わってくる……。ヤバイ……心臓が跳ね上がった。
志貴「ちょ!翡翠!イイよ、自分で拭くから。」
翡翠「いいえ!私の過失です。拭かせてください!」
真剣な眼差しで俺を見つめると、翡翠は再び拭き始めた。その表情に平静を取り戻しつつあった俺だったが、次の瞬間、それは大きな動揺に変わった。
翡翠「あっ!!………。」
志貴「うわっ!ひ、翡翠……そこは駄目だって!!」
翡翠は一生懸命に拭き過ぎていたらしく、俺の大事なトコまで拭き始めていた。布越しとはいえ、感触が伝わってくる……翡翠も俺のリアクションで気付いたらしく顔は耳まで真っ赤にして小刻みに震えていた。
琥珀「うそ…翡翠ちゃんって大胆☆」
秋葉「ひ…翡翠…………。」
翡翠「す、すみません!!私、その、気付かなくって……。」
潤んだ瞳で顔を上気させながら上目遣いに俺を見る翡翠に俺の心臓が大きく鼓動を打ち鳴らし始めた……。うっ。ヤバイなこのままじゃ……理性が保てないかも……。
志貴「ひ、翡翠……いつまでそこに手を添えているつもりなんだ?」
翡翠「あ………。ヤダ、私……何で?……。」
翡翠の顔は炎が噴き出しそうな程赤いのに、翡翠はおれの大事なトコから手を離す気配が無い。それどころか小さく手を動かしてまだ拭いている………。
志貴「!!……ちょ、ちょっと翡翠、それ以上はヤバイって……。」
翡翠「あ…ああ……。」
翡翠の顔に恍惚の色が浮かんだ。俺のジュニアもそんなに刺激を与えられたら……。
秋葉「そこまでよ……翡翠……。」
突然、秋葉の声がした。上を見ると、秋葉が髪を紅く染め上げて立っている。
秋葉「それ以上は不純異性行為よ………。」
翡翠「あ!!……す、すいません!!」
ふぅ…秋葉のお陰で何とか理性を失わずに済んだ。というか公衆の面前でヤバイ事になりそうだった……。
琥珀「それじゃあ、翡翠ちゃんのチャレンジは終了ね♪志貴さん☆どうでした?」
志貴「どうでしたって言われても……。」
俺はみんなの前でヤバイ展開になりそうだったって言えばイイのか?いや、そんな事言ったら秋葉に殺される。アルクやシエル先輩は負けじともっと凄い事をするかもしれない……。背中に寒気を一瞬感じながらも俺は平静を装った。
志貴「あ、ああ……中々ドキドキしたよ。突然のトラブルって怖いね。ハ、ハハ……。」
苦しい感想だな。傍から見れば俺は明らかに理性を失いかけてたろうに……。
琥珀「お〜っと♪志貴さんからドキドキしたという言葉が出ました!!翡翠ちゃん、チャレンジ成功です♪」
アルク「やるわね♪志貴もまんざらじゃないって顔してたよ☆」
シエル「翡翠さんを私は侮ってました。これは頑張らないといけませんね。」
何か知らんが、燃え上がってる人が約二名。
弓塚「うわぁ…大胆だなぁ……私も、遠野くんをドキドキさせられるかな……。」
レン「…………コクリ」
静かに闘志を燃やす人がまた二名。
秋葉「わ、私は実の兄をドキドキさせなきゃならないなんて………兄さん……私なんかでドキドキするかしら……?」
予想外に秋葉が燃えているのに嬉しさがあったが、よく考えてみれば俺と秋葉は兄弟……。兄弟同士でさっきみたいな展開があったら、それこそ犯罪レベルだ………。
琥珀「私も翡翠ちゃんに負けないように頑張らなきゃ!!それでは、次の挑戦者を指名して下さい♪志貴さん!」
こうして、俺は新たなシチュエーションに挑戦する事になった。
嬉しいような……疲れるような……。
To be continue……
琥珀「じゃあ、シチュエーションは各自の好きな状況でイイです♪」
秋葉「じゃ、じゃあ最初の挑戦者は?」
秋葉は顔を真っ赤にしてる。ハハ、何だかんだキツイ事言うけど、やっぱりそこは女の子なんだなと微笑ましく思っていると、
琥珀「志貴さん!!ボーっとしていないで挑戦者を決めてください!!」
志貴「へ?俺が!?……自己推薦じゃないの?」
琥珀「だって、皆さん手を一斉に上げるんですよ?決められないじゃないですか…。」
……ま、まぁ確かにこのメンバーを見る限りじゃ翡翠とレン、それに弓塚以外は我が強いもんな……。さて、それじゃあ控えめな人から順に指名するか……。ってホントにこんなハーレム染みた事していいのか?なんて自己嫌疑を一応は働かせるも、俺は翡翠を指名した。
翡翠「あ!……私、で……すか?」
翡翠の顔はポーっと上気して、瞳に潤みが見て取れた。
志貴「う、うん……そんなに気にするなって。ゲームなんだから。」
翡翠「は、はい。」
一応納得したらしく、翡翠の顔に若干の平静が戻った。俺としてはもう少し翡翠の上気した顔を見て居たかったんだけど……これはゲームだし、それに……俺が理性を失ったら俺はゲームでの敗北者になるんだ…。変な決意を胸に抱いてゲームは幕を上げた。
琥珀「それじゃ、翡翠ちゃんはどんなシチュエーション?」
翡翠「え、えっと……私が志貴様のズボンにお茶を零してしまって……それを拭く……シチュエーションで……。」
何?!いきなりズボン絡みのシチュエーションだって?これはマズイ……もし変なトコに触れたら……俺は必死に頭に浮かんだ妄想を掻き消すと、ベンチに座った。
琥珀「それじゃぁ……よーい、すたーと☆」
志貴「い、いやあ野球で咽が渇いたなぁ……翡翠、すまないけどお茶をお願いできるかな?」
よし!あくまで自然に振舞ってるな。この調子で行けば大丈夫そうだ。
翡翠「は、はい………どうぞ……あっ!!」
バシャァ!……冷たい……ホントに零しちゃったみたいだ。予定外のリアルな状況に俺は思わず素のリアクションを取ってしまった。
志貴「うわぁ!!ちょ、翡翠……。」
翡翠も本当に零す気は無かったらしく、かなり焦っている。
翡翠「も、申し訳ありません!!今、お拭きしますから!!」
そう言うと翡翠はポケットに入っていたタオルを取り出し、俺のズボンを拭き始めた。柔らかい手の感触や温もりがタオルとズボン越しに伝わってくる……。ヤバイ……心臓が跳ね上がった。
志貴「ちょ!翡翠!イイよ、自分で拭くから。」
翡翠「いいえ!私の過失です。拭かせてください!」
真剣な眼差しで俺を見つめると、翡翠は再び拭き始めた。その表情に平静を取り戻しつつあった俺だったが、次の瞬間、それは大きな動揺に変わった。
翡翠「あっ!!………。」
志貴「うわっ!ひ、翡翠……そこは駄目だって!!」
翡翠は一生懸命に拭き過ぎていたらしく、俺の大事なトコまで拭き始めていた。布越しとはいえ、感触が伝わってくる……翡翠も俺のリアクションで気付いたらしく顔は耳まで真っ赤にして小刻みに震えていた。
琥珀「うそ…翡翠ちゃんって大胆☆」
秋葉「ひ…翡翠…………。」
翡翠「す、すみません!!私、その、気付かなくって……。」
潤んだ瞳で顔を上気させながら上目遣いに俺を見る翡翠に俺の心臓が大きく鼓動を打ち鳴らし始めた……。うっ。ヤバイなこのままじゃ……理性が保てないかも……。
志貴「ひ、翡翠……いつまでそこに手を添えているつもりなんだ?」
翡翠「あ………。ヤダ、私……何で?……。」
翡翠の顔は炎が噴き出しそうな程赤いのに、翡翠はおれの大事なトコから手を離す気配が無い。それどころか小さく手を動かしてまだ拭いている………。
志貴「!!……ちょ、ちょっと翡翠、それ以上はヤバイって……。」
翡翠「あ…ああ……。」
翡翠の顔に恍惚の色が浮かんだ。俺のジュニアもそんなに刺激を与えられたら……。
秋葉「そこまでよ……翡翠……。」
突然、秋葉の声がした。上を見ると、秋葉が髪を紅く染め上げて立っている。
秋葉「それ以上は不純異性行為よ………。」
翡翠「あ!!……す、すいません!!」
ふぅ…秋葉のお陰で何とか理性を失わずに済んだ。というか公衆の面前でヤバイ事になりそうだった……。
琥珀「それじゃあ、翡翠ちゃんのチャレンジは終了ね♪志貴さん☆どうでした?」
志貴「どうでしたって言われても……。」
俺はみんなの前でヤバイ展開になりそうだったって言えばイイのか?いや、そんな事言ったら秋葉に殺される。アルクやシエル先輩は負けじともっと凄い事をするかもしれない……。背中に寒気を一瞬感じながらも俺は平静を装った。
志貴「あ、ああ……中々ドキドキしたよ。突然のトラブルって怖いね。ハ、ハハ……。」
苦しい感想だな。傍から見れば俺は明らかに理性を失いかけてたろうに……。
琥珀「お〜っと♪志貴さんからドキドキしたという言葉が出ました!!翡翠ちゃん、チャレンジ成功です♪」
アルク「やるわね♪志貴もまんざらじゃないって顔してたよ☆」
シエル「翡翠さんを私は侮ってました。これは頑張らないといけませんね。」
何か知らんが、燃え上がってる人が約二名。
弓塚「うわぁ…大胆だなぁ……私も、遠野くんをドキドキさせられるかな……。」
レン「…………コクリ」
静かに闘志を燃やす人がまた二名。
秋葉「わ、私は実の兄をドキドキさせなきゃならないなんて………兄さん……私なんかでドキドキするかしら……?」
予想外に秋葉が燃えているのに嬉しさがあったが、よく考えてみれば俺と秋葉は兄弟……。兄弟同士でさっきみたいな展開があったら、それこそ犯罪レベルだ………。
琥珀「私も翡翠ちゃんに負けないように頑張らなきゃ!!それでは、次の挑戦者を指名して下さい♪志貴さん!」
こうして、俺は新たなシチュエーションに挑戦する事になった。
嬉しいような……疲れるような……。
To be continue……
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俺は剣 鉄也、しかして……
2004年8月23日 日常俺は剣 鉄也。幼少より戦闘訓練を受けてきた、いわば戦闘のエキスパートだ。俺に馴れ合いや笑いなんて必要ない……グレートマジンガーさえいればいい。……
チャンチャカチャ―ン♪チャンチャカチャーン♪チャンチャンチャンチャンチャン♪
甲児「お?何だ何だ?この軽快なBGMは?」
さやか「これってナデシコの皆がやってるなぜなにナデシコの時間よ。」
ジュン「そうだったわね。イネスさんとかウリバタケさん、気合入ってるものね。」
ウリバタケ「さぁーーー!!やってきたぜこの時間!!」
イネス「皆の疑問にズバリ応えるこのコーナー。」
ウリバタケ「可愛い動物の着ぐるみを来た女性クルーが可愛く質問に答えるマニアにゃたまらんこのシステム!!」
ボス「ウリバタケの奴、気合入ってるわさ!よぉうし!俺もジャンジャン質問しまくるわよ〜!!」
ウリバタケ「さぁ!!可愛い女性陣のご登場だ!!」
メグミ「はーい♪みなさん!ヨロシクね♪」
甲児「うおーーーー!!メグミちゃーーん♪」
さやか「なによ!甲児くんったら鼻の下伸ばしちゃって!!知らない!!」
ヒカル「はぁ〜い☆頑張っちゃうよぉ♪」
ボス「眼鏡のヒカルちゃんもいいわさ〜♪」
イズミ「私のダジャレに質問するのダレジャ〜………。」
ブライト「いやいや、暗い雰囲気の中にも見え隠れするお茶目さも捨てがたいな…。」
アムロ「ブライト……妻子持ちだろ……。」
ミナト「はぁい☆いい子にはサービスしちゃおうかしらん♪」
トウジ「うぉぉぉ!!やっぱセクシーな年上は最高やぁ!!」
アスカ「バカみたい……。」
ルリ「………にゃん。」
シャア「うむ、やはり萌え系のルリが抜群だな。」
アムロ「シャア……変わったよ…君は。」
ルリ「ばかばっか……。」
ユリカ「みなさーーん♪楽しんでってね♪」
アカツキ「やっぱ、艦長さんがイイよねぇ。」
アキト「……。」
アカツキ「じょ、冗談だよ!」
リョーコ「な、何でアタシがこんなもん着なきゃなんねぇんだよ。」
サブロウタ「イイぞぉ!!可愛いぜ♪リョーコ。」
リョーコ「あ、あのバカ……。」
ウリバタケ「以上!!紹介終わりーーー!!さて今からお待ちかね!質問ターーーーイム!!ジャンジャン来い!!」
甲児「おっしゃぁ!!行こうぜボス!」
ボス「おう!」
鉄也「くだらん!!付き合ってられんな……。」
ジュン「ちょ、ちょっと鉄也!!」
甲児「鉄也さん、ハードだからなぁ……。こういうの嫌いだろうぜ。」
シャア「まぁ、彼らしいと言えば彼らしいがね。」
鉄也「しかし!!俺が鉄也ではなく、サリーちゃんのパパだったとしたら!!!」
一同「!!!!!!!!!!!!!!」
ジュン「いや!こんなの鉄也じゃない!!」
鉄也「ジュン!!……(教えてくれグレート…俺は、何かを間違ったのか?)」
END
チャンチャカチャ―ン♪チャンチャカチャーン♪チャンチャンチャンチャンチャン♪
甲児「お?何だ何だ?この軽快なBGMは?」
さやか「これってナデシコの皆がやってるなぜなにナデシコの時間よ。」
ジュン「そうだったわね。イネスさんとかウリバタケさん、気合入ってるものね。」
ウリバタケ「さぁーーー!!やってきたぜこの時間!!」
イネス「皆の疑問にズバリ応えるこのコーナー。」
ウリバタケ「可愛い動物の着ぐるみを来た女性クルーが可愛く質問に答えるマニアにゃたまらんこのシステム!!」
ボス「ウリバタケの奴、気合入ってるわさ!よぉうし!俺もジャンジャン質問しまくるわよ〜!!」
ウリバタケ「さぁ!!可愛い女性陣のご登場だ!!」
メグミ「はーい♪みなさん!ヨロシクね♪」
甲児「うおーーーー!!メグミちゃーーん♪」
さやか「なによ!甲児くんったら鼻の下伸ばしちゃって!!知らない!!」
ヒカル「はぁ〜い☆頑張っちゃうよぉ♪」
ボス「眼鏡のヒカルちゃんもいいわさ〜♪」
イズミ「私のダジャレに質問するのダレジャ〜………。」
ブライト「いやいや、暗い雰囲気の中にも見え隠れするお茶目さも捨てがたいな…。」
アムロ「ブライト……妻子持ちだろ……。」
ミナト「はぁい☆いい子にはサービスしちゃおうかしらん♪」
トウジ「うぉぉぉ!!やっぱセクシーな年上は最高やぁ!!」
アスカ「バカみたい……。」
ルリ「………にゃん。」
シャア「うむ、やはり萌え系のルリが抜群だな。」
アムロ「シャア……変わったよ…君は。」
ルリ「ばかばっか……。」
ユリカ「みなさーーん♪楽しんでってね♪」
アカツキ「やっぱ、艦長さんがイイよねぇ。」
アキト「……。」
アカツキ「じょ、冗談だよ!」
リョーコ「な、何でアタシがこんなもん着なきゃなんねぇんだよ。」
サブロウタ「イイぞぉ!!可愛いぜ♪リョーコ。」
リョーコ「あ、あのバカ……。」
ウリバタケ「以上!!紹介終わりーーー!!さて今からお待ちかね!質問ターーーーイム!!ジャンジャン来い!!」
甲児「おっしゃぁ!!行こうぜボス!」
ボス「おう!」
鉄也「くだらん!!付き合ってられんな……。」
ジュン「ちょ、ちょっと鉄也!!」
甲児「鉄也さん、ハードだからなぁ……。こういうの嫌いだろうぜ。」
シャア「まぁ、彼らしいと言えば彼らしいがね。」
鉄也「しかし!!俺が鉄也ではなく、サリーちゃんのパパだったとしたら!!!」
一同「!!!!!!!!!!!!!!」
ジュン「いや!こんなの鉄也じゃない!!」
鉄也「ジュン!!……(教えてくれグレート…俺は、何かを間違ったのか?)」
END
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ここで気分をパロディ尽くしから変えて、感慨深くしたいと思います。
人は何故人を愛するのか………それは人間の永遠のテーマですよね。恋をするとは一体どういう定義付けがされるのだろうか………恐らく、定義付け出来るほど簡単な事じゃないでしょうけど。一般に顔が良くてスタイルも良ければモテるでしょうが、そんな完璧な人はいそうで中々いるものじゃ無いです。
そもそも、個人によって「かっこよさ」・「可愛さ」・「綺麗さ」の見解は様々ですから……。
恋に落ちると、よく「胸が苦しくなる」「切なくなる」「ボーっとしてしまう」って言いますね。友人が言っていたんですが、
「お前らは付き合った事が無いから、彼女が出来たら肉体関係を結びたいって思うんや。ホンマに好きになったらな、その人が傍にいてくれるだけで満足出来んねんで……。これが、恋やのうて愛っちゅうんや。」
正直、かっこよかったですね。「恋」は呼んで字の如く、下心があり、好きだというレベルもまだエロチックな状況を男は望むレベルで、愛になれば心が真ん中に、つまり「真心」を相手に持てる……例え肉体を介したコミュニケーションが無くとも、心で通じ合えるから気持ちは満たされる…そんなレベルを言うんやないかなとしみじみ思いました。
俺はまだ一度もお付き合いをした経験が無いんで、愛を知らないんですが、友人の言葉に何となく同意できました。
いや、むしろ恋すら経験が無いかもしれません……。
確かに誰かを本気で好きになったか?と言われれば頷けない自分がいます。それはただ下心からくる胸のドキドキなんじゃないかと言われて否定できない自分がいます。
これから自分にどんな出会いが待っているのか?自分には本当に愛する人が出来るのか?……そんな取りとめも無い問答を自分自身にしてはバカらしくなって、現実の悩みから逃げている自分を悩みを解決しようと前向きに考える俺が見下ろして溜息を吐いている……。
今の自分には恋する事を考える事が苦しくて、人を愛するまでに苦悩しては逃げて、またもがいては振り返り、永遠の輪廻にも似た事をやっています。
人は何故人を愛するのか………それは人間の永遠のテーマですよね。恋をするとは一体どういう定義付けがされるのだろうか………恐らく、定義付け出来るほど簡単な事じゃないでしょうけど。一般に顔が良くてスタイルも良ければモテるでしょうが、そんな完璧な人はいそうで中々いるものじゃ無いです。
そもそも、個人によって「かっこよさ」・「可愛さ」・「綺麗さ」の見解は様々ですから……。
恋に落ちると、よく「胸が苦しくなる」「切なくなる」「ボーっとしてしまう」って言いますね。友人が言っていたんですが、
「お前らは付き合った事が無いから、彼女が出来たら肉体関係を結びたいって思うんや。ホンマに好きになったらな、その人が傍にいてくれるだけで満足出来んねんで……。これが、恋やのうて愛っちゅうんや。」
正直、かっこよかったですね。「恋」は呼んで字の如く、下心があり、好きだというレベルもまだエロチックな状況を男は望むレベルで、愛になれば心が真ん中に、つまり「真心」を相手に持てる……例え肉体を介したコミュニケーションが無くとも、心で通じ合えるから気持ちは満たされる…そんなレベルを言うんやないかなとしみじみ思いました。
俺はまだ一度もお付き合いをした経験が無いんで、愛を知らないんですが、友人の言葉に何となく同意できました。
いや、むしろ恋すら経験が無いかもしれません……。
確かに誰かを本気で好きになったか?と言われれば頷けない自分がいます。それはただ下心からくる胸のドキドキなんじゃないかと言われて否定できない自分がいます。
これから自分にどんな出会いが待っているのか?自分には本当に愛する人が出来るのか?……そんな取りとめも無い問答を自分自身にしてはバカらしくなって、現実の悩みから逃げている自分を悩みを解決しようと前向きに考える俺が見下ろして溜息を吐いている……。
今の自分には恋する事を考える事が苦しくて、人を愛するまでに苦悩しては逃げて、またもがいては振り返り、永遠の輪廻にも似た事をやっています。
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月姫パロ 「遠野家野球大会」
2004年8月23日 日常今日は快晴♪絶好の外出日和。にも関わらず遠野家の人々は家の中に篭ってばかり……。今日は琥珀ちゃんが思い切って外出の提案をしたのであった。
琥珀「あの、今日はとても良い天気ですね♪」
秋葉「そうね…。」
志貴「そうだね、琥珀さん。」
翡翠「そうね……姉さん。」
琥珀「うぅぅ……皆さんそれだけですかぁ?」
秋葉「それだけって……他に何かあるの?」
志貴「分かった。琥珀さん、こんな天気の良い日に家の中に篭ってて良いのかなって思ってるね。」
琥珀「すごいです!志貴さん。そうなんです。皆さん、ピクニックにでも行きませんか♪」
秋葉「何言ってるのよ?こんな日に外出したら紫外線を浴び過ぎて体に悪いわ。しかも汗でベトベトになっちゃうでしょ。」
志貴「ま、まぁまぁ……紫外線は日焼け止めで何とかなるし、汗ってのは出さないといけないんだから。俺は賛成だな。」
琥珀「ホントですか!じゃあ志貴さんは参加決定ですね♪」
秋葉「に、兄さんが行くとおっしゃるなら私は家長のいう事に逆らうわけには行きません……ね。」
志貴「そうかそうか♪」
翡翠「皆さんがお出掛けになるのでしたら私もお供します。」
琥珀「それじゃ、今日は遠野家総出でピクニックですね♪」
こうして、遠野家の一同はピクニックに出掛けたつもりだった………それもその筈……。
秋葉「………なんで……アナタ方も一緒なんですか!!?」
アルク「いいじゃない♪堅いこといいっこなしなし〜♪」
シエル「真祖が居るのに遠野君を放っておくわけにはいきませんから。」
弓塚「私は、そのぉ……志貴君がいるから。」
秋葉「あ〜もう!!」
志貴「ま、まぁまぁ落ち着けって……。で、琥珀さん……随分前から言おうと思ってたんだけど……ここって、野球場……だよね?」
琥珀「ええ、そうですよ♪今日は皆さんでベースボールピクニックです!」
志貴「……そんなピクニック無いよ、琥珀さん……。」
琥珀「イイから皆さん!ポジションに着いてくださいね♪まずはノックです。」
こうして、とてつもない勘違いによって遠野家一同+三人を交え
ての野球練習が始まった………。
ポジションの打ち分けは、志貴「ピッチャー」・秋葉「セカンド」・翡翠「ライト」・アルク「レフト」・弓塚「ファースト」
・シエル「サード」・琥珀「センター」
志貴「ってあれ?ノックする人は?それにキャッチャーもいないじゃないか。」
琥珀「それなら心配要りません♪いらしてください!」
ネロ「我がこの球をこの木の棒で打てばよいのだな?」
志貴「げっ!!!何で??」
ネロ「真祖の姫に我を殺した人間……埋葬機関の不死身娘。」
レン「………。」
志貴「レン??!君がキャッチャーを??」
レン「………コクリ」
琥珀「それじゃーーー、プレイボール!!」
ネロ「先ずはピッチャー、逝くぞ!!【666の獣達よ】!!」
志貴「う、うわーーーーーー!!ムチャクチャするなーー!!」
ヒュバッ!!
琥珀「んもう!志貴さん!!線を切っちゃ駄目です!!ボールが一個無駄になっちゃったじゃないですか!!」
志貴「ハァ、ハァ……んなアホな。」
ネロ「次はメイド姿の娘、【獅子よ!舞え!!】」
翡翠「………。」
ズバンっ!!
志貴「うそ……取ったよ……。」
ネロ「次!!制服姿の娘!【巨象よ!踏み荒らせ!!】」
弓塚「きゃぁーーーーー!!」
ズババンッ!!!
志貴「取った…………。」
ネロ「逝くぞ!!真祖の姫よ!!」
志貴「危ない!!アルク!」
アルク「ふん。」
ズバン……
志貴「って……アイツに心配は要らない……よな。」
ネロ「これでも喰らえ!!不死身の娘よ!!」
志貴「先輩!!」
シエル「【セブン!!】」
ズバン!!
志貴「ああ、そうでした………この人にも心配は要らないんだっけ。」
ネロ「和服の似合う娘……覚悟!!」
志貴「琥珀さん!!」
琥珀「うふふ♪」
ズバン!
志貴「薬を使って球を遅くした………。」
ネロ「最後は貴様だ!長髪の娘よ!!」
志貴「秋葉!!」
秋葉「ほんとに野蛮な人々ね……【赤主・檻髪】」
ズバン!
ネロ「中々やるな……。それでこそ鍛え甲斐があるというものだ。」
レン「…………コクリ」
ネロ「それでは我は役目を果たした故、帰る。」
志貴「帰るって……どこに?」
ネロ「健康ランド。」
志貴「あ……そう………。」
琥珀「この調子で、次は恋愛シチュエーションゲーム!!」
志貴「え???」
秋葉「な、何不純な事を言っているの?」
アルク「やったぁ♪」
シエル「あの……ネロが帰ったという事は男性は遠野君一人って事ですよね?それって……つまり……。」
琥珀「そうです!!誰が一番、志貴さんの理性を失わせるか、つまり一番ドキドキムラムラさせるかを競うんですよ♪」
アルク「ふふ〜ん♪任せてよ!志貴と私は深ぁいカンケイだもんね♪」
翡翠「あ、あの……それは私や姉さんも?」
琥珀「もっちろんよ♪女性は全員参加ですもの!」
志貴「…………。」
こうして、野球は一転して「恋愛シチュエーションゲーム」へと変更された。志貴を巡ってのムラムラバトルが今、始まる。
To be continue……。「恋愛シチュエーションゲーム」は志貴視点でお送りいたします。
琥珀「あの、今日はとても良い天気ですね♪」
秋葉「そうね…。」
志貴「そうだね、琥珀さん。」
翡翠「そうね……姉さん。」
琥珀「うぅぅ……皆さんそれだけですかぁ?」
秋葉「それだけって……他に何かあるの?」
志貴「分かった。琥珀さん、こんな天気の良い日に家の中に篭ってて良いのかなって思ってるね。」
琥珀「すごいです!志貴さん。そうなんです。皆さん、ピクニックにでも行きませんか♪」
秋葉「何言ってるのよ?こんな日に外出したら紫外線を浴び過ぎて体に悪いわ。しかも汗でベトベトになっちゃうでしょ。」
志貴「ま、まぁまぁ……紫外線は日焼け止めで何とかなるし、汗ってのは出さないといけないんだから。俺は賛成だな。」
琥珀「ホントですか!じゃあ志貴さんは参加決定ですね♪」
秋葉「に、兄さんが行くとおっしゃるなら私は家長のいう事に逆らうわけには行きません……ね。」
志貴「そうかそうか♪」
翡翠「皆さんがお出掛けになるのでしたら私もお供します。」
琥珀「それじゃ、今日は遠野家総出でピクニックですね♪」
こうして、遠野家の一同はピクニックに出掛けたつもりだった………それもその筈……。
秋葉「………なんで……アナタ方も一緒なんですか!!?」
アルク「いいじゃない♪堅いこといいっこなしなし〜♪」
シエル「真祖が居るのに遠野君を放っておくわけにはいきませんから。」
弓塚「私は、そのぉ……志貴君がいるから。」
秋葉「あ〜もう!!」
志貴「ま、まぁまぁ落ち着けって……。で、琥珀さん……随分前から言おうと思ってたんだけど……ここって、野球場……だよね?」
琥珀「ええ、そうですよ♪今日は皆さんでベースボールピクニックです!」
志貴「……そんなピクニック無いよ、琥珀さん……。」
琥珀「イイから皆さん!ポジションに着いてくださいね♪まずはノックです。」
こうして、とてつもない勘違いによって遠野家一同+三人を交え
ての野球練習が始まった………。
ポジションの打ち分けは、志貴「ピッチャー」・秋葉「セカンド」・翡翠「ライト」・アルク「レフト」・弓塚「ファースト」
・シエル「サード」・琥珀「センター」
志貴「ってあれ?ノックする人は?それにキャッチャーもいないじゃないか。」
琥珀「それなら心配要りません♪いらしてください!」
ネロ「我がこの球をこの木の棒で打てばよいのだな?」
志貴「げっ!!!何で??」
ネロ「真祖の姫に我を殺した人間……埋葬機関の不死身娘。」
レン「………。」
志貴「レン??!君がキャッチャーを??」
レン「………コクリ」
琥珀「それじゃーーー、プレイボール!!」
ネロ「先ずはピッチャー、逝くぞ!!【666の獣達よ】!!」
志貴「う、うわーーーーーー!!ムチャクチャするなーー!!」
ヒュバッ!!
琥珀「んもう!志貴さん!!線を切っちゃ駄目です!!ボールが一個無駄になっちゃったじゃないですか!!」
志貴「ハァ、ハァ……んなアホな。」
ネロ「次はメイド姿の娘、【獅子よ!舞え!!】」
翡翠「………。」
ズバンっ!!
志貴「うそ……取ったよ……。」
ネロ「次!!制服姿の娘!【巨象よ!踏み荒らせ!!】」
弓塚「きゃぁーーーーー!!」
ズババンッ!!!
志貴「取った…………。」
ネロ「逝くぞ!!真祖の姫よ!!」
志貴「危ない!!アルク!」
アルク「ふん。」
ズバン……
志貴「って……アイツに心配は要らない……よな。」
ネロ「これでも喰らえ!!不死身の娘よ!!」
志貴「先輩!!」
シエル「【セブン!!】」
ズバン!!
志貴「ああ、そうでした………この人にも心配は要らないんだっけ。」
ネロ「和服の似合う娘……覚悟!!」
志貴「琥珀さん!!」
琥珀「うふふ♪」
ズバン!
志貴「薬を使って球を遅くした………。」
ネロ「最後は貴様だ!長髪の娘よ!!」
志貴「秋葉!!」
秋葉「ほんとに野蛮な人々ね……【赤主・檻髪】」
ズバン!
ネロ「中々やるな……。それでこそ鍛え甲斐があるというものだ。」
レン「…………コクリ」
ネロ「それでは我は役目を果たした故、帰る。」
志貴「帰るって……どこに?」
ネロ「健康ランド。」
志貴「あ……そう………。」
琥珀「この調子で、次は恋愛シチュエーションゲーム!!」
志貴「え???」
秋葉「な、何不純な事を言っているの?」
アルク「やったぁ♪」
シエル「あの……ネロが帰ったという事は男性は遠野君一人って事ですよね?それって……つまり……。」
琥珀「そうです!!誰が一番、志貴さんの理性を失わせるか、つまり一番ドキドキムラムラさせるかを競うんですよ♪」
アルク「ふふ〜ん♪任せてよ!志貴と私は深ぁいカンケイだもんね♪」
翡翠「あ、あの……それは私や姉さんも?」
琥珀「もっちろんよ♪女性は全員参加ですもの!」
志貴「…………。」
こうして、野球は一転して「恋愛シチュエーションゲーム」へと変更された。志貴を巡ってのムラムラバトルが今、始まる。
To be continue……。「恋愛シチュエーションゲーム」は志貴視点でお送りいたします。
第二次スパロボαより…我はゼンガー・ゾンボルト!
2004年8月23日 日常ブライト「では、これより次のミッションの説明を始める。」
トビア「あ、あの……まだゼンガーさんが来てません。」
ブライト「何?普段は遅れないハズだが……。」
ジュドー「だったら、俺が呼んできますよ!」
ブライト「分かった、頼むジュドー。」
ルー「ジュドーが行くなら私も!!」
ブライト「……分かった。」
―ゼンガーの部屋前
ジュドー「ゼンガーさん!ミーティングの時間だよ?」
ルー「ブライト艦長が怒っちゃいますよ?」
「…………。」
ジュドー「寝てるのかな?」
ルー「見てみようよ♪」
ジュドー「え!?で、でも無断はヤバイって。」
ルー「いいのいいの♪私達は呼んで来るように頼まれたんだから!」
ジュドー「ま、まぁそうだけど。」
ルー「んじゃ、失礼しまーーーす!!」
ジュドー「お、おい!ルー止めろ…………………。」
ルー「……………。」
ゼンガー「我はゼンガー・ゾンボルト!!灰汁(あく)を断つ剣なりーーーー!!」
ジュドー「……(何故?鍋と格闘を………??)……。」
END
トビア「あ、あの……まだゼンガーさんが来てません。」
ブライト「何?普段は遅れないハズだが……。」
ジュドー「だったら、俺が呼んできますよ!」
ブライト「分かった、頼むジュドー。」
ルー「ジュドーが行くなら私も!!」
ブライト「……分かった。」
―ゼンガーの部屋前
ジュドー「ゼンガーさん!ミーティングの時間だよ?」
ルー「ブライト艦長が怒っちゃいますよ?」
「…………。」
ジュドー「寝てるのかな?」
ルー「見てみようよ♪」
ジュドー「え!?で、でも無断はヤバイって。」
ルー「いいのいいの♪私達は呼んで来るように頼まれたんだから!」
ジュドー「ま、まぁそうだけど。」
ルー「んじゃ、失礼しまーーーす!!」
ジュドー「お、おい!ルー止めろ…………………。」
ルー「……………。」
ゼンガー「我はゼンガー・ゾンボルト!!灰汁(あく)を断つ剣なりーーーー!!」
ジュドー「……(何故?鍋と格闘を………??)……。」
END
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いや〜v今日は小論講義というものに出て参りました!自分の意思を主張する……それだけの事が実に奥が深い……。小説を書いている自分にはとても勉強になった一日でした。
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第二次スパロボαより…リオン大元帥暗殺?
2004年8月23日 日常竜崎父「では、和平成立ですね。」
リオン「ええ、宜しくお願いします。」
竜崎父「では、咽でも渇いた事でしょうし、そこの水でもどうぞ。」
リオン「おお、これはありがとうございます。では……んっ?!……ぐっ…。」
バタン!!
ゲロイヤー「リオン大元帥!!」
リヒテル「父上!!おのれ、よくも地球人め!!謀ったな!!」
竜崎父「違う!私は何も!!グッ!」
バタン!!
リヒテル「死には死を持って購え!!」
一矢「父さんっ!!おのれ、許さんぞバーム星人!!」
リヒテル「ガルンロールを出せ!!地球の母艦ごと破壊してやる!」
一矢「望むところだ!!ダーイモースっ!!!」
ズガガガガ……バシュウ!!……ズガーン!!
リオン「なんちゃって!!……ってあれ?……他の者は?……何やら外が騒がしいな………って争ってるーーーー!!!」
……バーム星人との死闘はリオンのお茶目な冗談から始まった………。
リヒテル「よくも父を!!地球人は卑劣な生物だ!!皆殺しだ!」
一矢「貴様達こそ俺の父は無実だというのに殺した!!俺も貴様等を許しはしない!!」
リオン「……………ウソ……でしょ?」
何度も言う様だが、血で血を洗う様な激しい争いは、こうして始まった。
END
リオン「ええ、宜しくお願いします。」
竜崎父「では、咽でも渇いた事でしょうし、そこの水でもどうぞ。」
リオン「おお、これはありがとうございます。では……んっ?!……ぐっ…。」
バタン!!
ゲロイヤー「リオン大元帥!!」
リヒテル「父上!!おのれ、よくも地球人め!!謀ったな!!」
竜崎父「違う!私は何も!!グッ!」
バタン!!
リヒテル「死には死を持って購え!!」
一矢「父さんっ!!おのれ、許さんぞバーム星人!!」
リヒテル「ガルンロールを出せ!!地球の母艦ごと破壊してやる!」
一矢「望むところだ!!ダーイモースっ!!!」
ズガガガガ……バシュウ!!……ズガーン!!
リオン「なんちゃって!!……ってあれ?……他の者は?……何やら外が騒がしいな………って争ってるーーーー!!!」
……バーム星人との死闘はリオンのお茶目な冗談から始まった………。
リヒテル「よくも父を!!地球人は卑劣な生物だ!!皆殺しだ!」
一矢「貴様達こそ俺の父は無実だというのに殺した!!俺も貴様等を許しはしない!!」
リオン「……………ウソ……でしょ?」
何度も言う様だが、血で血を洗う様な激しい争いは、こうして始まった。
END
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志貴「あ〜っ……なんかこう、休日って暇だなぁ。」
秋葉「あら?暇が出来るから休日ではないんですか?兄さん。」
志貴「うっ……痛いトコ付くなぁ、さすが秋葉……。」
琥珀「あら?志貴さんに秋葉様……楽しそうですね♪」
志貴「琥珀さん?……この状況の何を見て楽しそうだと?」
琥珀「あら?……なんででしょうね♪」
秋葉「はぁ……もう、琥珀は朝食の用意をお願いね。兄さんは………。」
志貴「ん?俺が何だって?秋葉。」
秋葉「い、いえ……なんでもありません……それじゃ、私は朝食を摂りますから……。」
志貴「あ、ああ…。」
琥珀「あら?志貴さんはいいんですか?朝食…。」
志貴「ん?あ、ああ……俺はもう少ししてからでいいよ。起きてから30分はお腹空かないから。」
琥珀「分かりました♪それじゃ私は失礼しますね。」
志貴「ああ。」
アルク「バァーーーッ!!」
志貴「う、うわぁぁぁ!!………な、何だよ。アルクエイドか。脅かすなよ……朝から寿命が縮んだじゃないか。」
アルク「ウフフ♪志貴って可愛い〜!!」
志貴「ちゃ、茶化すなよ……それより、どうやって屋敷に入って来た?」
アルク「志貴への愛が私を導いたの♪」
志貴「マーブルファンタズムを使ったのか?」
アルク「やだなぁ、そんな事しないって♪それよりも……チュッ☆」
志貴「−−−−っ!!」
アルク「エヘヘ♪キスしちゃった。」
志貴「キスしちゃったじゃないだろ!?なんて事……ハッ!!」
秋葉「…………兄さん……何故この女が居るの?……それに……今のは……。」
志貴「お、怒ってるのか?秋葉……。」
秋葉「いいえ………怒ってなんて………いないわ……。」
志貴「い、いやぁ、これはアルクエイドが勝手にだな……な?……アルクエイド……?あれ?アルク?……!!」
秋葉「どうやら帰宅なされたみたい………兄さん……。」
志貴「!!!!!!ハ、ハイィィ!!」
秋葉「この……不純男〜っ!!!【赤主・檻髪】っ!!今日と言う今日はたっぷり反省しなさいーーーーー!!」
志貴「ぐわーーーーーー!!!!た、助けて、琥珀さん!!翡翠ーーーーー!!!!」
翡翠「あの…姉さん……志貴様が呼んでいますが……。」
琥珀「いいのよ、翡翠ちゃん♪二人は鬼ごっこしてるんだから♪」
翡翠「………姉さん………。」
END
秋葉「あら?暇が出来るから休日ではないんですか?兄さん。」
志貴「うっ……痛いトコ付くなぁ、さすが秋葉……。」
琥珀「あら?志貴さんに秋葉様……楽しそうですね♪」
志貴「琥珀さん?……この状況の何を見て楽しそうだと?」
琥珀「あら?……なんででしょうね♪」
秋葉「はぁ……もう、琥珀は朝食の用意をお願いね。兄さんは………。」
志貴「ん?俺が何だって?秋葉。」
秋葉「い、いえ……なんでもありません……それじゃ、私は朝食を摂りますから……。」
志貴「あ、ああ…。」
琥珀「あら?志貴さんはいいんですか?朝食…。」
志貴「ん?あ、ああ……俺はもう少ししてからでいいよ。起きてから30分はお腹空かないから。」
琥珀「分かりました♪それじゃ私は失礼しますね。」
志貴「ああ。」
アルク「バァーーーッ!!」
志貴「う、うわぁぁぁ!!………な、何だよ。アルクエイドか。脅かすなよ……朝から寿命が縮んだじゃないか。」
アルク「ウフフ♪志貴って可愛い〜!!」
志貴「ちゃ、茶化すなよ……それより、どうやって屋敷に入って来た?」
アルク「志貴への愛が私を導いたの♪」
志貴「マーブルファンタズムを使ったのか?」
アルク「やだなぁ、そんな事しないって♪それよりも……チュッ☆」
志貴「−−−−っ!!」
アルク「エヘヘ♪キスしちゃった。」
志貴「キスしちゃったじゃないだろ!?なんて事……ハッ!!」
秋葉「…………兄さん……何故この女が居るの?……それに……今のは……。」
志貴「お、怒ってるのか?秋葉……。」
秋葉「いいえ………怒ってなんて………いないわ……。」
志貴「い、いやぁ、これはアルクエイドが勝手にだな……な?……アルクエイド……?あれ?アルク?……!!」
秋葉「どうやら帰宅なされたみたい………兄さん……。」
志貴「!!!!!!ハ、ハイィィ!!」
秋葉「この……不純男〜っ!!!【赤主・檻髪】っ!!今日と言う今日はたっぷり反省しなさいーーーーー!!」
志貴「ぐわーーーーーー!!!!た、助けて、琥珀さん!!翡翠ーーーーー!!!!」
翡翠「あの…姉さん……志貴様が呼んでいますが……。」
琥珀「いいのよ、翡翠ちゃん♪二人は鬼ごっこしてるんだから♪」
翡翠「………姉さん………。」
END
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獅子の女王(リオン・レーヌ)
2004年8月22日 日常私はルネ・カーディフ獅子王。ガオガイガーパイロット獅子王 凱の従兄弟のサイボーグ……。元は人間だったんだけど、ワケありなの……。今日も悪は許さないわ!
凱「いやぁ、最近はエヴォリュダーになってから調子がいいな♪これで命との間にも子供が作れるし……。」
命「ヤダ…凱ったら……恥ずかしいじゃない……。」
凱「ハハハハ、ゴメンゴメン。」
ルネ「くっ……体が……熱い……。」
凱「あれは……ルネ?」
命「なんだか苦しそうよ……凱、見てきてあげて。」
凱「ああ!分かった。」
ルネ「うぅぅぅ……。」
凱「どうしたんだ?ルネ……。」
ルネ「凱?……体が……熱いの…燃えるように……うあっ…。」
凱「!!!!!」
ルネ「……どう……したの?」
凱「そうだったのか……ルネはやっぱり……。」
ルネ「やっぱり…何よ?」
凱「お前も男好きなんだな♪体が疼くんだろ?男の肌に触れたいって……意外に淫乱だなぁ……。」
ルネ「…………。」
ルネ「死ね、下衆……。」
……私はルネ、悪は絶対許さない!!そして、セクハラも!!
END
凱「いやぁ、最近はエヴォリュダーになってから調子がいいな♪これで命との間にも子供が作れるし……。」
命「ヤダ…凱ったら……恥ずかしいじゃない……。」
凱「ハハハハ、ゴメンゴメン。」
ルネ「くっ……体が……熱い……。」
凱「あれは……ルネ?」
命「なんだか苦しそうよ……凱、見てきてあげて。」
凱「ああ!分かった。」
ルネ「うぅぅぅ……。」
凱「どうしたんだ?ルネ……。」
ルネ「凱?……体が……熱いの…燃えるように……うあっ…。」
凱「!!!!!」
ルネ「……どう……したの?」
凱「そうだったのか……ルネはやっぱり……。」
ルネ「やっぱり…何よ?」
凱「お前も男好きなんだな♪体が疼くんだろ?男の肌に触れたいって……意外に淫乱だなぁ……。」
ルネ「…………。」
ルネ「死ね、下衆……。」
……私はルネ、悪は絶対許さない!!そして、セクハラも!!
END
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凱「うおぉぉぉーーー!!ブロウクン、ファントム!!」
ズガーン!!……。
超竜神「さっすが隊長!一発で撃破ですね。」
凱「ありがとう、このブロウクンファントムがあれば、無敵だぜ!!」
超竜神「そういえば………。」
凱「ん?何だ?」
超竜神「隊長…ガオファイガーのブロウクンファントムのリングですけど……。」
凱「ああ、ナックルの周りに出る輪っかの事か?」
超竜神「あれって、何か死んだ人の頭に乗っかってる奴に似てませんか♪」
凱「!!!!」
超竜神「あれがガオファイガーの頭に乗ったら、隊長も天使ですね♪」
……ごめんよ、命(みこと)……俺は今から仲間を、勇者を殺めるよ……。
END
ズガーン!!……。
超竜神「さっすが隊長!一発で撃破ですね。」
凱「ありがとう、このブロウクンファントムがあれば、無敵だぜ!!」
超竜神「そういえば………。」
凱「ん?何だ?」
超竜神「隊長…ガオファイガーのブロウクンファントムのリングですけど……。」
凱「ああ、ナックルの周りに出る輪っかの事か?」
超竜神「あれって、何か死んだ人の頭に乗っかってる奴に似てませんか♪」
凱「!!!!」
超竜神「あれがガオファイガーの頭に乗ったら、隊長も天使ですね♪」
……ごめんよ、命(みこと)……俺は今から仲間を、勇者を殺めるよ……。
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アスカ「ねぇ…A・TフィールドのA・Tってどんな意味かしら?バカシンジには、分からないわよねぇ……。」
シンジ「バカバカって……失礼だな……でも、意味は分からないや……。」
アスカ「ホラ!やっぱり。」
シンジ「な、なんだよ?!ホラってヒドイよアスカ!」
アスカ「そうねぇ、優等生なら知ってるんじゃないかしら?」
シンジ「綾波か……確かに知ってるかも……。」
レイ「何?呼んだ?」
シンジ「うわ!!ビックリしたぁ…急に出てくるなよ綾波。」
アスカ「丁度イイ所に来たわ!アンタ、A・TフィールドのA・Tって意味知ってる??」
レイ「いいえ…知らないわ……。」
シンジ「綾波も知らないんだ……。」
アスカ「なーによ!役に立たない連中ばっか…。」
トウジ「ワイはしっとるで!」
アスカ「ええぇーーー!!?アンタみたいなバカが?」
トウジ「コラ!どういういみや!!?人を勝手にバカ呼ばわりすな!!」
アスカ「じゃ、じゃあ意味……答えてみなさいよ!!」
トウジ「簡単や♪アスカ・短気の略やろ!!」
シンジ「え!?そうなの?ハハ、なんだ、そんなことか。」
トウジ「どや!?素晴らしいやろ!これでワイの博学さが………!!!」
アスカ「あ…あんた等ねぇ……死ぬ覚悟出来てんでしょうねぇ。」
シンジ「え?ぼ、僕も入ってるの?!」
アスカ「当たり前よ……アンタ笑ったじゃない……。」
トウジ「そ、そういうことや。お前も共犯や!一緒にトンズラすんでーーーー!!!」
シンジ「わ!ま、待ってよトウジーーー!」
アスカ「待てぇぇーーーー!!!このバカ共ーーーー!!!くらえ!ほうきでロンギヌスの槍ーーー!」
トウジ「ぐぇーーーーー!!!ア…アカン…ワイはもう駄目や……シ…シンジ…生き延びてくれ……ガクッ……。」
シンジ「ちょ…ト、トウジーー!!」
アスカ「コラ待て!バカシンジーーー!!」
レイ「………楽しそうね………。」
END
シンジ「バカバカって……失礼だな……でも、意味は分からないや……。」
アスカ「ホラ!やっぱり。」
シンジ「な、なんだよ?!ホラってヒドイよアスカ!」
アスカ「そうねぇ、優等生なら知ってるんじゃないかしら?」
シンジ「綾波か……確かに知ってるかも……。」
レイ「何?呼んだ?」
シンジ「うわ!!ビックリしたぁ…急に出てくるなよ綾波。」
アスカ「丁度イイ所に来たわ!アンタ、A・TフィールドのA・Tって意味知ってる??」
レイ「いいえ…知らないわ……。」
シンジ「綾波も知らないんだ……。」
アスカ「なーによ!役に立たない連中ばっか…。」
トウジ「ワイはしっとるで!」
アスカ「ええぇーーー!!?アンタみたいなバカが?」
トウジ「コラ!どういういみや!!?人を勝手にバカ呼ばわりすな!!」
アスカ「じゃ、じゃあ意味……答えてみなさいよ!!」
トウジ「簡単や♪アスカ・短気の略やろ!!」
シンジ「え!?そうなの?ハハ、なんだ、そんなことか。」
トウジ「どや!?素晴らしいやろ!これでワイの博学さが………!!!」
アスカ「あ…あんた等ねぇ……死ぬ覚悟出来てんでしょうねぇ。」
シンジ「え?ぼ、僕も入ってるの?!」
アスカ「当たり前よ……アンタ笑ったじゃない……。」
トウジ「そ、そういうことや。お前も共犯や!一緒にトンズラすんでーーーー!!!」
シンジ「わ!ま、待ってよトウジーーー!」
アスカ「待てぇぇーーーー!!!このバカ共ーーーー!!!くらえ!ほうきでロンギヌスの槍ーーー!」
トウジ「ぐぇーーーーー!!!ア…アカン…ワイはもう駄目や……シ…シンジ…生き延びてくれ……ガクッ……。」
シンジ「ちょ…ト、トウジーー!!」
アスカ「コラ待て!バカシンジーーー!!」
レイ「………楽しそうね………。」
END
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「スー〇−ロボ0ット大〇MX」よりパロネタ
ブライト「ええいっ!全砲門開け!!何やってんの!?」
甲児「くっそぉ!!どうすりゃいいんだ!?」
???「待てい!!」
ブライト「そ、その声は……!」
???「人は家族に特別な愛情を抱く事がある。しかしそれは世間に受け入れられる事の無い禁断の愛………。」
甲児「へっ???」
???「妹に対する純粋な愛という心……人それを…
【妹萌え】と言う!!!」
レイナ「ロム兄さん……」
ロム「レイナ、兄さんはお前の事が……レイナーーー!!」
ブライト「メガ粒子砲、熱血掛けて、撃てーーーーー!!」
ロム「レイナーーー!!レイ………。」
バシュウッ………。
ブライト「任務完了!!」
ブライト「ええいっ!全砲門開け!!何やってんの!?」
甲児「くっそぉ!!どうすりゃいいんだ!?」
???「待てい!!」
ブライト「そ、その声は……!」
???「人は家族に特別な愛情を抱く事がある。しかしそれは世間に受け入れられる事の無い禁断の愛………。」
甲児「へっ???」
???「妹に対する純粋な愛という心……人それを…
【妹萌え】と言う!!!」
レイナ「ロム兄さん……」
ロム「レイナ、兄さんはお前の事が……レイナーーー!!」
ブライト「メガ粒子砲、熱血掛けて、撃てーーーーー!!」
ロム「レイナーーー!!レイ………。」
バシュウッ………。
ブライト「任務完了!!」